ミステリー要素があるアニメ作品は、一度ハマってしまうと展開が気になって抜け出せなくなります。ストーリーが進むごとに謎解きをしながら鑑賞するのは、楽しいですよね。
今回は、過去に放送されたテレビアニメの中から、Amazonプライム・ビデオで視聴可能な「ミステリー要素のある作品」を紹介します。
エンタメ全般が好きなライターです。ドラマや映画、アニメなど日本の作品が得意ですが、色々な国の作品も観ます。特に演技に注目して作品を観たり、記事を書いたりしています。
また、目標にしていた海外での生活も実現中。数年間は日本と海外での生活を楽しみつつ、現地のエンタメに触れるのが目標です。
“文スト”の愛称で親しまれている『文豪ストレイドッグス』は、朝霧カフカさん原作、春河35さん作画による日本の漫画です。原作は2013年から連載中で、アニメは2016年に第1シーズンが放送された後、2023年7月クールまでに第5シーズンまで放送されました。
主要人物は、日本の文豪の名前を持つ、太宰治や芥川龍之介、中島敦などが登場します。作品上でのキャラクターの誕生日も、それぞれ実際の文豪と同じ設定です。
特徴はなんといっても、文豪にちなんだ作品名やペンネームなどの異能力を持っていること。アクション漫画・アニメのジャンルですが、文豪が登場することもあって文学的な雰囲気を多く含んでおり、探偵や捜査といった場面も登場するミステリーでもあります。
登場人物が文豪と聞くと堅苦しさを感じてしまうかもしれませんが、漫画やアニメのキャラクターとしての親しみやすさがあります。もちろん日本文学に精通していなくても楽しめる作品です。しかし一方で、実際の歴史や作品に基づいた人間関係、セリフも多いので、文学が好きな人にとってはたまらない設定といえるでしょう。
アニメは第5シーズンまで放送されており、原作も既刊25巻です。これを機会にぜひ作品に触れてみてください。
『富豪刑事』は筒井康隆さんの連作推理小説で、単行本が刊行されたのは1978年のことです。そして2020年にTVアニメ化されました。
主人公・神戸大助は原作と同じですが、アニメでは舞台を現代に移し、バディとして加藤春というキャラクターが登場します。アニメオリジナルのAI執事・ヒュクスはまさに現代ならではの存在です。
警視庁の「現代犯罪対策本部準備室」に赴任した主人公は、大富豪の神戸でした。警部補である加藤春は、神戸の教育係としてバディを組むことになり、さまざまな難事件に挑んでいくことになります。
大富豪である神戸が、その資金力をもとに最新鋭のガジェットを次々に作り出し、事件解決に導いていく姿は非現実的でありながらも、痛快です。あらゆる物や技術を購入して自分のものにしていく神戸の姿は興味深く、引き込まれます。
神戸と加藤のバディはアニメでこそ見られるポイントなので、ぜひ注目してみてください。
野崎まどさんの小説をもとにアニメ化された『バビロン』。全12話ですが、1〜3話が「一滴の毒」、4〜7話が「選ばれた死」、8〜12話が「曲がる世界」と3章構成になっていて、これは原作と同様の構成です。
東京の一極集中を緩和するため「新域」を設置しようとする構想があり、新設されたその地域の実態は、国家の実験場という不気味な役割を担っていました。東京地検特捜部の検察官である主人公・正崎善はこの構想に反対しながらも、製薬会社の不正事件を追う内に巨大な陰謀が絡んでいることが見え始めて……。
ストーリー全体に不穏な空気感が漂い、目を背けたくなるような場面もある作品ではありますが、ミステリー好きにはこのドキドキ感やゾワゾワ感がたまらないはずです。一度ハマってしまうと最終話まで一気に見ずにはいられない作品の1つといえそうです。
とはいえ、7話以降「一部刺激的な表現が含まれます。児童および青少年の視聴には十分ご注意ください」といった注意喚起があるので、視聴が難しいと感じた場合には無理をしないようにしましょう。
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