スマートフォンの価格が高騰しがちな昨今、手ごろな価格ながら安心して選択できる機種があれば有力な選択肢となるでしょう。
ここでは、そんな手ごろな価格で安心して選択できるモデル「arrows We2」を3つのポイントで紹介していきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
「arrows We2」シリーズは、2021年12月に発売された「arrows We」の後継機となるスマートフォンです。大手キャリアでの取り扱いは、上位モデルの「arrows We2 Plus」がNTTドコモ、楽天モバイルで、下位モデルの「arrows We2」がNTTドコモ、au、UQ mobileで取り扱われます。このほか2機種とも、SIMロックフリー版が家電量販店やECサイト、MVNO各社で販売されます。
上位モデルのarrows We2 Plusは、画面サイズが約6.6インチで、arrows We2の6.1インチよりもひと回り大きくなっています。 仕様に関しては、搭載するプロセッサーの性能が上がり、メモリやストレージの容量が多いほか、インカメラの画素数が高いなどの差があります。
またarrows We2 Plusのみが対応する機能として、背面カメラ下の脈波センサーからバイタルデータを読み取り、自律神経の活性度を測定して日々の健康状態把握をサポートできることもユニークです。
端末価格は、arrows We2 Plusが5万円台半ば、arrows We2が2万円台半ばと、前モデルから引き続き手ごろな価格帯での展開となっています。
arrows We2はエントリーモデルでありながら画面割れなどに強い堅牢性を備えていることがポイント。1.5mの高さから26方向でコンクリートに落下させるメーカーの独自試験をクリアしています。
またIPX5/IPX8の防水性能と、IP6Xの防じん性能を備えるだけでなく、丸洗いやアルコール除菌にも対応。水回りでの利用や雨水などによる故障を心配せず、清潔な状態を保って利用しやすいのは、検討時に食指が動くポイントとなるかもしれません。
手ごろなモデルでありながらも、快適さが意識されていることも見逃せません。
前提としてスマートフォンでは、重い処理をこなしているときにメモリの容量が足りなくなるとアプリが落ちたりすることがありますが、arrows Weシリーズでは、ストレージ容量の一部を仮想のメモリとして使うことで、こうしたトラブルを防げるようになっています。
arrows We2 Plusではメモリ8GBに仮想の8GBを足した16GBまで。arrows We2では、メモリ4GBに、仮想の4GBを足した8GBまでを確保可能です。
上位モデルのarrows We2 Plusは、ミドルレンジ向けのプロセッサーである「Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2」を搭載し、リフレッシュレート144Hzに対応した滑らかな画面表示にも対応します。もしゲームアプリなどのプレイも想定するならば、arrows We2 Plusを選んでおくと、より快適な運用が期待できるでしょう。
また2機種に共通する独自機能としては、過去のarrowsブランドでも提供されていた電源キーで指紋と指の動きを読み取る「Exlider」機能が搭載されていることに注目です。
画面に触れることなくズームやスクロールができ、拡大操作ができないWebサイトやアプリ画面をサッと拡大するような使い方が想定されています。小さい文字が見づらい場合にきっと役立つことでしょう。
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