暑さが落ち着いてきて、足の冷えが気になる季節になってきました。さまざまなメーカーから足を温めるグッズが販売されていますが、今回は日本のレッグウェア専業メーカー「岡本」から、大人気の「まるでこたつソックス」を紹介します。
実際に、おやすみ用の靴下「靴下サプリ まるでこたつ おやすみスイッチ」を使ってみたので、使用感などを紹介します。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
まるでこたつソックスを知っている人は多いでしょう。冬場の足の冷え対策ができる、お悩み解決靴下です。Amazonの「レディース靴下」売れ筋ランキングでは、まるでこたつソックスの「ルームソックス」が3位にランクインするほど、人気が高いアイテムです(2024年10月1日10:00時点)。
まるでこたつソックスは、医療機器ブランド「OKAMOTO MEDICAL(オカモトメディカル)」より販売している「靴下サプリ」シリーズの1アイテムです。岡本が明治国際医療大学と共同で研究を実施し、冷えに効くといわれる「三陰交」に着目して開発された靴下です。
三陰交は、足の内くるぶしから指4本分ほど上にあるツボです。ここを温めるために、東レ・東洋紡・岡本の3社共同開発の特殊保温・発熱素材を使用し、温熱刺激を与える製品を開発。
初めは「三陰交をあたためるソックス」として販売されたのですが、そもそも「三陰交」といわれてもよく知らない人が多く、一体どんな効果が期待できるのかが消費者に伝わりませんでした。そのためユーザーの獲得には至らなかったそうです。
そこでネーミングやパッケージなどをリニューアルし、ふわふわで柔らかな履き心地や、あたたかさなどがシンプルに伝わるようにしました。これにより誕生したのが、「まるでこたつ」というインパクトのある製品名でした。この効果もあり、今もなお売れ続ける大ヒット製品となりました。
睡眠時に着用できる「靴下サプリ まるでこたつ おやすみスイッチ」は、心地よい眠りを提供するソックスです。
血管が集中する足裏や三陰交をしっかり覆うことで、足先まで温めます。またつま先が開いた形状なので、熱や汗がこもるのを防ぎ、快眠温度を実現。さらに、かかとにあるポイントに発熱素材で温熱刺激を与えることで、リラックス効果も高めます。
実際に「靴下サプリ まるでこたつ おやすみスイッチ」を履いて寝てみました。履いた時期は9月中旬で、筆者が住んでいる地域は、日中は暑いのですが夜の寝苦しさがなくなってきていました。朝方は、薄手の毛布が欲しくなるような気温です。足が毛布から出ているとちょっと冷えてしまう……そんな季節でした。
就寝時は少し暑さを感じましたが、朝方は程よいあたたかさになっていました。通常この季節は、朝方につま先が冷えていたのですが、ソックスを履いて寝た翌朝は、つま先の冷えを感じませんでした。つま先は出ているのに、不思議です。
そしてふんわりと柔らかな肌触りで、締め付け感がないのも履きやすいポイントだと感じました。朝起きた時、ソックスの跡も付いていませんでした。
靴下サプリ まるでこたつ おやすみスイッチには発熱素材が使用されているので、いつまでその機能が持続するのか気になるところです。担当者によると、「基本的に効果は低下しない」とのことでした。
もちろん生地が破れたり、穴が開いたりしたら、効果が下がる可能性はあります。またお手入れについては、ネットに入れて洗濯した方がよいとのことでした。
「靴下サプリ まるでこたつ おやすみスイッチ」は3500円(税込)の製品です。ドラッグストアやスーパー、岡本の公式オンラインショップ、Amazonや楽天などのネットショップでも購入可能です。価格は少し高いと感じるかもしれませんが、睡眠時の足の冷えに悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。
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