自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されてから、間もなく2年が経ちます。本記事では、大人でもかぶりたくなるような「おしゃれな最新自転車ヘルメット」を紹介します。
モーターサイクル&自転車ジャーナリスト。短大卒業後、好きが高じて二輪雑誌の編集プロダクションに就職し、6年の経験を積んだのちフリーランスへ。ニューモデルの試乗記事だけでもこれまでに1500本以上執筆し、現在進行形で増加中だ。また、中学〜工高時代はロードバイクにものめりこんでいたことから、10年前から自転車雑誌にも寄稿している。キャンプツーリングも古くからの趣味の一つであり、アウトドア系ギアにも明るい。
自転車用ヘルメットで国内シェアトップを誇るカブトの最新作「エルピス」。クロスバイクや小径車といった街乗り自転車のユーザーが使うことを想定していて、ツバと内装パッドを一体化した専用バイザーが付属しているのが最大のポイント。
専用バイザーを装着すると帽子のようなシルエットになるので、ヘルメットに苦手意識がある人でもかぶりやすいです。
普段着に合わせやすい落ち着いたトーンのカラー展開も大人向けと言えるでしょう。安全規格の一つである日本自転車競技連盟(JCF)の公認も得ており、S/Mサイズで240gという軽さも魅力。発売日は3月中を予定、公式サイトでの表示価格は1万2100円(税込み、以下同)です。
続いて紹介するのもカブトの自転車ヘルメットである「キャンバス・スポーツ」。筆者も街乗りの際に愛用しています。先に紹介したエルピスが1万2100円なのに対し、本製品は公式サイトでの表示価格が6380円なので、リーズナブルなのがポイントです。
2025年にはカラーバリエーションが一新され、ファッションアイテムの一部としても楽しめるカラーが展開されています。
別売りにはなりますが、オプションのキャンバスバイザーを装着すれば、エルピスと同様に帽子のようなデザインにすることも可能です。M/Lサイズで280gとやや重めですが、おそらくすぐに慣れるでしょう。
最後に紹介するのは、ロックブロスの「WT-099」です。ツバを設けたスマートな帽体デザインと、暑い日でも快適にかぶれる通気性の良さがポイントです。夜間走行時の被視認性を高めるため、後頭部に別売りのテールランプを装着できるのも見逃せません。
推奨頭囲サイズは57〜62cmです。世界中で販売しているためか、横幅がやや狭い欧米型となっているようで、メーカーでもそれに対して注意喚起をしています。しかし、アジャスターの調整範囲が広いので特に問題なかったという声も少なくありません。
なお、安全規格はEUの欧州標準化委員会が定めるCEの認証を得ています。公式サイトでの販売価格は4385円です。
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