早いもので、2025年も折り返し地点が近づいてきました。年間の目標を立てている方は、状況を振り返るタイミングかもしれません。
今回は2記事にわたって「2025年の中間まとめ」をテーマに、上半期に発売された実用向け腕時計の中から、注目のモデルを紹介します。
後編のここでは、特にスポーツウォッチの注目モデルをピックアップします。
物欲紳士
物欲系ブロガー。理系出身で首都圏在住。「物欲紳士ブログ」にて、ミドル世代メンズの視点から「長く使える愛用品との出会い」をテーマに記事を執筆中。趣味は「良いモノ」集め、カメラと写真、クルマとドライブ、旅行、革細工などのモノ作り。
定番人気を誇るダイバーズウォッチからは、迫力のある外観が格好良い、本格仕様の1本が登場しました。
「BN1024-01E」は、シチズンのスポーツライン「プロマスター」のダイバーズモデルです。2時位置に「ヘリウムエスケープバルブ」を備えた本機は、飽和潜水(プロのダイバーが行う、深海への潜水)にも対応。防水性能は300m防水を誇ります。ケースは厚さ16.3mmの極厚仕様。1周120クリックの上級仕様となる逆回転防止ベゼルも、迫力のあるデザインです。プロユースの道具のタフ感が表現された、質実剛健さに溢れた外観です。
駆動部には、光発電「エコ・ドライブ」に対応したクオーツ式ムーブメントを搭載。室内のわずかな光でも充電が可能で、使用に伴う定期的な電池交換は不要です。風防(文字板前面のガラス体)には低反射コーティングを施したサファイアガラスを採用し、4時位置にカレンダーを備えます。日常的な使用にも、十分な実用性を備えている点もうれしいところです。
プロ向けのツールの“格好良さ”を、毎日の生活で楽しめる1本です。ケース径は約46mm、ケースの素材はステンレス、バンドの素材はウレタン。ショッピングサイトでの実売価格は8万円台からとなっています。文字板色がダークレッドとなる兄弟モデルもラインアップされています。
人気のクロノグラフからは、セイコーが次世代リーダーに向けて贈るブランド「アストロン Nexter」から、現代的な外観が目を引くニューモデルが登場しました。
「SBXY097」は、現代のビジネスシーンにマッチする外観が見どころの1本です。文字板に3つのインダイヤル(表示部)を備えた、最もポピュラーなクロノグラフの基本スタイル。一方でケースとブレスレットは一体にデザインされ、平面や稜線が強調された、ソリッド感に溢れた意匠とされています。オーセンティックな基本スタイルに、現代的な意匠を取り入れることで、ビジネスシーンでスタイリッシュに着用できる外観に仕上がっています。
駆動部には、世界4カ所(日中米独)での電波受信に対応した電波ソーラームーブメントを搭載。滞在地点のタイムゾーンに合わせて時刻を修正できるワールドタイム機能も備えており、海外渡航にも好適です。本体にはチタン素材を採用。チタン部材の表面には高硬度なダイヤシールドを施し、風防にもサファイアガラスを使用しています。軽量な上に、擦り傷に強い点がポイントです。
クロノグラフの“格好良さ”を、現代的なスタイルで楽しめる1本です。ケース径は約41mm、10気圧防水。実売価格は10万円台半ばからとなっています。文字板の配色が異なる、カラバリモデルもおすすめです。
デジタルウォッチの新製品からは、メタリックな質感の樹脂バンドが印象的なG-SHOCKをピックアップします。
「GM-5600YM-8JF」は、G-SHOCKの伝統となる角型デザインを踏襲し、本体の外装素材にステンレスを用いたタフネスウォッチです。本機のバンドは樹脂製ですが、外側の部材に蒸着を施すことで、メタリックな質感を表現。金属のような質感と、柔らかな着用感を両立させた点がポイントです。表示部には反転タイプの液晶が用いられ、スタイリッシュに付けこなせる外観となっています。
駆動部には、約5年のバッテリー寿命を誇る電池式モジュールを搭載。耐衝撃構造や20気圧防水などのG-SHOCK共通のスペックも、もちろん備えています。メタル外装のモデルと比較して、入手がしやすいコスパの良さも魅力でしょう。
G-SHOCKらしい角型のデザインと、現代的な素材使いの面白さが融合した1本です。ケース幅は約43mm。実売価格は3万円台前半からとなっています。まばゆい輝きが目を引くゴールド色のモデル(別型番)にも注目です。
今回は2025年の上半期に発売された、実用向けウォッチの注目モデルを紹介しました。シンプル系モデルからプロ仕様の1本、ファッショナブルな腕時計まで、さまざまな製品が登場していることが分かりました。
ボーナスの時期も近づいてきました。新たな1本を腕に、心も新たに下半期を過ごすのも良いでしょう。気になるモデルがあれば、ぜひ詳細をチェックしてみてください!
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