シャープは6月26日「AQUOS wish(アクオスウィッシュ)」シリーズの最新モデル「AQUOS wish5」を発売しました。
主要キャリアだけでなく、SIMフリーモデルも展開されており、3万円前後で入手できるエントリーモデルらしい価格感が魅力的な一台です。
ここでは「AQUOS wish5」について、3つのポイントをチェックしていきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
AQUOS wish5は、これまでのモデルと同じく約6.6インチの大型ディスプレイを搭載。ベーシックモデルながらもリフレッシュレート(画面表示を書き換える頻度)が120Hz(1秒間に120回)に対応しているのがポイントです。
前モデルでは90Hzまでのサポートだったため、AQUOS wish5では画面をスクロールする際などに表示の滑らかさをより実感できるでしょう。
製品仕様のページに数値は明記されていないものの、画面輝度も向上して、見やすさが改善されているとのことです。
端末のデザインは、前モデルと同じくデザイナー三宅一成氏が設立した「miyake design」による監修。手になじみやすい丸みと、柔らかさを思わせるフォルムが特徴的です。
ボディー素材には、再生プラスチック材が約60%使用するなど環境配慮もされています。
性能面をチェックしてみると、プロセッサーは前モデルAQUOS wish4の「MediaTeck Dimensity 700」から「MediaTeck Dimensity 6300」へと順当に進化。CPU性能は約20%、GPU性能は約13%向上しているとされます。
メモリは4GBのままですが、仮想メモリとして4GB分を拡張できるようになっているのがポイント。ベーシックモデルではあるものの、カクつかずに使える構成になっていると感じます。
内蔵ストレージも、wish4で64GBだったのがwish5では128GBにアップ。microSDXCカードの最大容量も最大1TBから2TBへ増えています。
IPX9の防水性能を備えているほか、米国国防省の調達基準「MIL-STD-810H」に準拠した防水・防塵・耐衝撃性能や耐コンクリート落下性能も備えているなど、タフな仕様も特徴的です。
ソフトウェア面についても、セキュリティアップデートが4年間サポートされているなど、長期運用を見据えても不安は少ないでしょう。
バッテリーに関しても、5000mAhを備えたうえで、AQUOS独自の「インテリジェントチャージ」機能を搭載。電池残量が約90%に達すると充電を停止して、端末への直接給電に切り替えることでバッテリーの劣化を抑えてくれます。
安価な端末だと数年使ってバッテリーがへたってきてしまうような事態が起こりがちですが、本モデルについてはあまり心配しなくてもいいかもしれませんね。
「防犯アラート機能」というユニークな機能を搭載していることもポイントです。
本体を振るだけで大音量の警告音を発し、あらかじめ登録した連絡先に自動で電話をかけて緊急電話であることを伝えつつ、SMSで位置情報も送信できるとのこと。家族に持たせる端末としても検討しがいがありそうです。
そのほかにも、AIを活用した電話アシスタント機能によって通話内容を解析しつつ、不審な電話に関してアラートを出してくれることもあるので、詐欺の被害を未然に防ぐきっかけになることもあるかもしれません。
子どもや親など、家族に持たせるスマートフォンとして、欲しい機能が詰まっている一台だと言えそうです。
「Amazonプライム」会員なら、お急ぎ便送料無料、Prime Videoの対象動画見放題などさまざまな特典!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.