ここ数年で、さまざまなメーカーから大容量のポータブル電源が販売され、また外部電源のあるキャンプ場や車中泊スポットも増えてきました。
屋外や車内で電気を使うハードルが下がったことから、この夏の車中泊やキャンプに合わせて、ポータブルエアコン(ポータブルクーラー)の購入を検討している人も多いと思います。
この記事では、筆者が購入したBougeRVの新商品「ポータブルエアコン 3500BTU」を紹介します。必要十分なパワーと、購入しやすい価格が魅力の製品です。
ポータブルエアコン 3500BTUは、2024年登場した同社製品(ポータブルエアコン 1100W/4000BTU)と比べて一回り小さくなっているので、狭いスペースでの使用にも最適です。
車中泊歴7年超の筆者が、実際に車中泊で使用した際の使用感も合わせて紹介しますので、ポータブルエアコンの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
haru.
フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。
ポータブルエアコン 3500BTUのサイズは約29.7(幅)×27.5(高さ)×55.4(奥行)cm、重さは約15.5kgと、従来モデル「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」より一回り小さくなっています。
本体中央にはハンドルが付いているので、持ち運びがしやすい仕様。自宅から車、車内からテントなどへの移動がしやすいです。
サイズが小さくなったことにより、冷房能力は1.1kWから1kWになりました。冷房能力は若干下がりましたが、車中泊での使用には問題ない十分な冷房能力を搭載しています。
軽バンなど小さめ車両はもちろん、ハイエースなど大きめの車もしっかり冷やせるだけの、十分な冷房能力です。2人用テントや広めのバンも、15分ほどで約10度下げることが可能です。
ポータブルエアコン 3500BTUは送風、冷房、睡眠、強力冷房、除湿の5種類のモードを搭載しています。この5種類のモードから、気温や車内温度、湿度など、その時の状態や使用シーンに合わせて、最適なモードを選ぶことができます。
特に、夜間に最適な睡眠モードでは運転音が50db以下と、とても静かです。音が気になりやすい狭い車内でも、安眠を妨げません。
筆者は先日、車中泊でポータブルエアコン 3500BTUを実際に使用してみました。電源使用OKのRVパークを利用したため、ポータブル電源も必要ありませんでした。
現地到着後の夕方、さっそく運転席側に本体を設置し、強力冷房モードで車内後部の温度を一気に下げました。温度が下がり、車内がほどよく冷えてからは、通常の冷房モードを使用。そして就寝前に、睡眠モードに変更しました。
夜間も寝苦しさを感じることなく、音も静かで朝までぐっすり眠ることができました。
気温も湿度も高めの日でしたが、常に最適な温度と湿度を保つことができるため、到着時から翌朝までずっと快適に過ごすことができました。
ポータブルエアコンというと、一般的には10万円以上する製品が多いと思います。純正バッテリーと合わせると20万円を超える製品もあり、「欲しいけれど、高くて手が出ない……」という声をよく聞きます。
しかし、BougeRVのポータブルエアコン 3500BTUは、5万円台というリーズナブルな価格設定! 同種製品の中でも、かなりの低価格です。
従来製品と比べて半額程度と安価な上に、パワーは従来製品と大きく変わりません。これまで高価すぎて購入を迷っていた方には、特におすすめです。
定価は5万9980円(税込)ですが、「Amazonプライムデー」などのセールで4万円前後で販売されることもあります。
パワフルで安価なBougeRVの「ポータブルエアコン 3500BTU」。夏の車中泊やキャンプはもちろん、防災用にも最適です。
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