立ち仕事やかがみ作業、スポーツなどのシーンでは、腰に負担がかかる場面がいくつも存在します。腰への負担が気になる人におすすめなのが、ワークマン「Xブースター」シリーズのアシストパンツです。
医療用品メーカー・ダイヤ工業とワークマンが共同開発したパンツで、骨盤サポートベルトを備えています。非常に人気が高い製品で、2024年秋冬にはウォームタイプも登場しました。
今回は、このレディースタイプのパンツ「XブースターIIレディースアシストストレッチパンツ」(以下、アシストパンツ)をはいてみたので、使用感などをお伝えします。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
ワークマンのアシストパンツは、腰への負担を軽減するパンツです。滑車を応用した構造の骨盤ベルトを備えており、これにより軽い力で骨盤周囲をしっかり締めることができます。
骨盤ベルトの扱いはとても簡単です。アシストパンツを履いたら、骨盤ベルトの両側を持って引っ張るだけ。ちなみに、引っ張った後に余った骨盤ベルトは、両サイドのポケット上のループに通してポケットに入れれば、邪魔になりません。
骨盤ベルトは滑車の構造を応用しているので、強い力は必要ありません。また緩める場合はアジャスターを引っ張れば良いので、手間もかかりませんでした。
アシストパンツをはいてみると、強い力で骨盤が固定されているようには感じませんでした。コルセットのような強めの固定ではなく、適度に締まる印象です。ただ、しっかりと背筋は伸びます。
猫背になると骨盤ベルトが窮屈に感じることも理由の1つですが、骨盤周辺を適度に締めることで背筋を伸ばそうという意識になるからだと思います。
少なくとも筆者は、いつもよりも背筋を意識するようになりました。これにより体のバランスが安定し、動作がいつもよりも軽やかになったようにも感じました。
アシストパンツには3つのサポート効果があります。
1つ目は、広背筋の筋活動量を約12.3%低減する機能です。筋肉の動きを減らすことができれば、それだけ疲労が軽減されることにつながります。
2つ目は、腰のひねりの左右差を約25%軽減する機能です。骨盤の回旋角度に左右差があると、腰痛や股関節痛などを引き起こす恐れがあるので、そのリスクを軽減できる点も魅力です。
そして3つ目は、歩幅のアップです。最大プラス4.8cm、平均でプラス1.6cmになったとの記載がありました(※)。
実際にアシストパンツをはいてウォーキングをしてみたのですが、足を前に出しやすくなったように感じました。劇的な変化ではありませんが、足を前に出して、しかも早歩きがしやすくなったのです。骨盤が固定されたことはもちろん、アシストパンツ自体が非常に動きやすいからだと思います。ストレッチ性が高いパンツです。
他にも、膝の曲げ伸ばしがしやすい、UVカット、吸汗速乾、花粉・ほこりが落ちやすいなどの機能を備えています。
アシストパンツをはいてみて、腰に力が入るなと思ったのは、2Lのペットボトルが6本入った箱を持ち上げたときでした。
いつもは「よっこらしょ」という感じで腰に力を入れています。この際、腰を痛めないように慎重になるのですが、アシストパンツをはくと自然と踏ん張れるように感じました。
またいつもよりもペットボトルの箱を軽く感じて、持ち上げやすくなったのです。筆者は腰痛持ちなので、腰をかばいながらの作業にはなりますが、腰への負担が軽減されていると感じます。
アシストパンツを朝からはいていると、夕方に「いつもと違う!」と感じました。
筆者はデスクワークが多く長時間座っているのですが、夕方には腰が重いと感じることがあります。アシストパンツをはいた日は、腰の負担感が少し軽くなったと感じました。デスクワークにおすすめとは記載されていませんが、座っている時の姿勢が良くなっているからだと思います。
デスクワークが多い筆者が違いを感じているので、立ち仕事や重い荷物を運ぶことが多い仕事をされている人であれば、もっと効果を実感できるかもしれません。
価格は1900円(税込)。カラーはベージュ、ブラック、ネイビー(筆者購入)があります。サイズはS〜Lで、身長160cmの筆者はSサイズがジャストでした。
普段から腰への負担が気になる人は、お試しで使ってみるのもよいでしょう。ワークマンの公式オンラインストアでは在庫切れになっているので、店舗取り置きサービスを活用するのがおすすめです(2025年8月22日時点)。
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