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Googleスマホの最新上位モデル 「Google Pixel 10 Pro/XL」を5つのポイントでチェック【2025年9月版】(1/2 ページ)

» 2025年09月01日 17時30分 公開
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 Googleは8月、「Pixel」シリーズのスマートフォンやスマートウォッチ、周辺機器などの新モデルを一挙に発表しました。

スマホ Google Pixel 10 Pro/10 Pro XL(出典:Google

 ここでは、新モデルの中から上位モデル「Google Pixel 10 Pro」および「Google Pixel 10 Pro XL」にフォーカスして5つのポイントをチェックしていきます

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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輝度やスピーカーを若干強化

スマホ Google Pixel 10 Pro/10 Pro XL(出典:Google

 新たに登場したPixelシリーズの上位モデル「Pro」には、ディスプレイサイズ6.3インチの「Google Pixel 10 Pro」と、6.8インチの「Google Pixel 10 Pro XL」の2モデルがあります。

 こうした2サイズでの展開は、従来世代通りであり、それぞれの画面サイズや、1〜120Hzというリフレッシュレートなど、ディスプレイパネルの仕様も、概おおむね従来世代を踏襲しています。

 一方、変化があった点としては、ディスプレイのピーク輝度が3000ニトから3300ニトへと上がったことが挙げられます。コンテンツ視聴に関連したところでは、内蔵スピーカーの低音が強化されていることなどがポイントになりそうです。

プロセッサーは順当に進化

スマホ Tensor G5(出典:Google

 Google Pixel 10 Pro/10 Pro XLは、Google独自の最新プロセッサー「Tensor G5」を搭載。同社のモバイル向けAI基盤「Gemini Nano」をローカルで実行できるのが特徴です。

 ただし、スタンダードモデルの「Pixel 10」でも共通している部分なので、上位モデルのみのメリットは限定的。上位モデルの優れている部分としては、Google Pixel 10 Pro/10 Pro XLのメモリが16GBで、スタンダードモデルの12GBと比べて余裕を持たせた構成になっている点が挙げられます。

 こうした進化に伴って追加された新しいAI機能の中でも、特に「マジックサジェスト」は注目の機能です。

 同機能は、AIが複数のアプリの情報を前提に、先回りして操作をレコメンドしてくれるという機能とのこと。例えば、人から「猫の写真が見たい」というメッセージが届いた時に、AIが先回りして返信に必要な情報を収集して提示してくれるという例が紹介されています。

 こうしたエージェンティックな処理を期待できるのが本世代の特徴と言えるでしょう。

ズーム機能が強化された

スマホ 「超解像ズーム」のイメージ(出典:Google

 背面カメラの構成は、広角(5000万画素)、超広角(画角123度、4800万画素)、望遠(光学5倍、4800万画素)の3眼で、仕様上の数値については前モデルからの変化はありません。

 本世代で改良されたポイントとして、AI処理を活用したズーム撮影があります。具体的には、Google Pixel 9 Proでは「超解像ズーム」の倍率が最大30倍だったのに対し、Google Pixel 10 Pro/10 Pro XLでは最大100倍での超解像ズームが可能となっており、撮影できるシーンの幅がさらに広がりました。

 また被写体に応じて構図などを提案してくれる「カメラコーチ」機能を筆頭に「高解像度ポートレート モード」や「自動ボケ補正」「オートベストテイク」など、AIを活用した新しい撮影機能が多く追加されていることも見逃せません。

新たにQ2ワイヤレス充電をサポート

スマホ スタンドを使った状態の「Google Pixelsnap 充電器」(出典:Google

 バッテリー容量が、前モデルの4700mAhから4870mAhへと拡大したことも見逃せないポイントです。

 プロセッサーの進化も相まって、仕様表における駆動時間の目安は「24時間以上」から「30時間以上」へと伸びており、シンプルながらユーザーメリットを感じやすい部分でしょう。

 また少ないワット数でも素早く有線充電ができることも魅力。Google Pixel 9 Proでは、45Wの充電器を使った場合に30分ほどで55%まで充電が可能でしたが、Google Pixel 10 Proでは、30W以上のUSB-C PPS充電器を使った場合に約30分で55%の充電が可能になっています。

 さらに、ワイヤレス充電の新規格である「Qi2(チーツー)」をサポートしたこともトピックです。

 Qi2対応のワイヤレス充電器として、別売で充電器単体の「Google Pixelsnap 充電器」(6380円)と、スタンドが付属した「Google Pixelsnap 充電器(スタンド付き)」(1万1220円)の2つが展開されています。

 無線充電に関しては、Google Pixel 10やPixel 10 Proでは最大15Wでの充電に対応していますが、Google Pixel 10 Pro XLでは最大25Wまでサポートしているなど若干の差があります。

カラーと価格

スマホ Googleストアの製品ページでの表記(出典:Google

 「Google Pixel 10 Pro」と「Google Pixel 10 Pro XL」のカラーバリエーションは、Obsidian(黒系)、Porcelain(白系)、Moonstone(グレー系)、Jade(黄緑系)の4色です。

 Googleストアでの価格は、17万4900円〜(税込、以下同)。次回以降の購入に利用できるGoogleストアポイントが付与されることで、実質4万9800円〜購入できるようになっています。

 ストレージの最小構成は「Google Pixel 9 Pro/9 Pro XL」だと128GB/256GB/512GBの3種類でしたが、「Google Pixel 10 Pro/10 Pro XL」では256GB/512GBの2サイズです。

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