9月から在庫を大幅に拡大し、力を入れて販売しているワークマンのリカバリーウェア「メディヒール」。店頭では在庫が品薄になるほど、大きな話題となっています。
一般的には2〜3万円以上するものも多いリカバリーウェアですが、ワークマンの「メディヒール」は上下そろえても4000円前後で購入できてかなり格安。一方で、効果があるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「メディヒール」を実際に1週間着用した感想をレビューしていきます。
松本果歩
インタビュー記事から食レポ記事までジャンルを問わず執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。
ワークマンのリカバリーウェア「メディヒール」の最大の魅力は価格です。カラーやサイズ、男女別のバリエーションも豊富ながら、ほとんどの商品が1900〜2300円(税込、以下同)で購入できます。
公式サイトには「本品の医療機器効能効果は上下セット着用時のものとなります」と記載があり、上下セットでの着用が推奨されているようです。それでも上下そろえて4000円前後という価格は大きな魅力です。
これまで価格を理由にリカバリーウェアを購入したことがなかった筆者も「1回試してみよう」と手が出せましたし、洗い替え用にもう1セット購入するのも負担のない価格です。
筆者はレディースの「MEDIHEAL ROOM長袖シャツ」と「MEDIHEAL ROOMロングパンツ」を購入。サイズはM〜LLを展開しています。
まず長袖シャツの着心地は、汗をかいてもべたつかず、快適に着られます。洗濯時にも乾きやすいと感じました。また、動きやすい形状になっていることもあり、着ていてストレスがありません。
パンツも同様で、ウエスト部分はほどよくゴムが伸びるためきつすぎず、適度なフィット感があります。裾はすぼまっているのでだらしなさもなく、トイレなどの際に床を引きずることがありません。
首回りもちょうどいい開き具合でした。疲労回復効果などを抜きにして、純粋に着心地の良さも魅力に感じました。
着心地の良さは分かりましたが、実際にリカバリーウェアとしての機能はどうなっているのか気になりますよね。
「メディヒール」は、体から発する遠赤外線を活用して血行を促進し、疲労回復をサポートする仕組みになっています。疲労回復ウェアとして一般医療機器の届け出もしています。
生地に高純度のセラミックスを練り込んでいるのがポイントで、生地が触れている部分の血行を促進。これにより疲労回復につながるとのことですが、効果の感じ方は人により異なります。
1週間着用して寝てみました。勝手な「リカバリーウェア」のイメージから、着て寝て起きた朝は「あー、すごく身体が軽い! 疲れが取れている」といった感覚があるものかと想像していましたが、正直そういったことはありませんでした。
しかし明らかな変化として、着てしばらくすると手のひらが温かくなっていきます。そして着て寝た日は必ず夢を見るのです。これまであまり夢を見ないタイプだったので驚きました。
夢を見るのはレム睡眠状態のときが多いそうで、眠っているけれど脳は活発に動いている状態といわれています。睡眠でしっかりと疲れを取るには、脳も休息しているノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが重要なため、「メディヒール」を着用した日は質の良い睡眠がとれたのかもしれないと思いました。
疲労回復効果については、今後も着用し続けて様子を見たいと思います。体が温まる効果を感じているので、これからの秋冬シーズンに着るのが楽しみです。
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