トラックボールは、マウスとはまた違ったメリットのあるポインティングデバイスです。
手首を動かす必要が無いため、手首の疲労を軽減してくれるほか、デスクの限られたスペースでも操作できます。また膝の上や寝ながらでも問題なく操作できるメリットもあります。
ここでは、筆者が長年愛用している「コンパクトなトラックボール」のメリットを紹介していきます。
福山忠秀
Fav-Log編集部員。学生時代はモノ系ブログを運営し、大学卒業後はモノ系媒体の企画営業としてスマートフォンやオーディオ製品のプロモーションに携わる。その後もコンシューマー向け媒体で、企画・進行として6年の経験を積んだのちFav-Log編集部へ。趣味のモノはカメラやオーディオをはじめとした家電・ガジェットや、自転車、ファッションなどデジタルからアナログまで多岐にわたり、気になった製品ジャンルはとことん調べるデータ収集タイプのオタク。
持ち運びしやすいコンパクトなボディの親指トラックボールです。
全長9.5cmと小型ながら一般的なトラックボールと同等の34mmのボールを採用し、操作性に優れています。このサイズは34mmボールの親指操作トラックボールとしては「世界最小クラス」とのことです。
約6.3インチのスマートフォン「iPhone 16 Pro」と並べて置いて比べてみると、2/3ほどの小ささ。厚さはともかく、全長はポケットサイズであることが分かります。
機能としては、ネットサーフィンの際に便利な進む・戻るボタンを備えるほか、感度を450〜1200dpiの間で自動調整するおまかせモードと600dpiの固定モードをワンタッチで切り替えるSPEEDボタンを搭載。好みの感度に手軽に変更することが可能です。
ボタンはすべて静音仕様となっているため、静かな場所でも気兼ねなく使用できます。
Bluetooth接続モデルと、専用レシーバー(USB用)が付属する2.4GHzワイヤレス接続モデルの2種類が販売されています。
トラックボール最大のメリットは、手首や肘への負担や疲労が大幅に軽減されることです。
操作の際に手首や腕を動かす必要が無いため、通常のマウスに比べて長時間使用した際の負担が非常に少ないのが魅力です。
実際に筆者も通常のマウスを使用していた時は、しばしば腱鞘炎になることがありましたが、トラックボールを使用するようになってからは長時間の作業が続いても腱鞘炎にならなくなりました。
トラックボールのもう一つのメリットは、トラックボールを置くスペースさえあれば、問題なく作業ができることです。
通常のマウスは、マウスを動かすためのスペースが必要ですが、トラックボールは本体を動かす必要がありません。出先のカフェなど狭いスペースでも普段と変わらない作業品質を維持することが可能です。
ここからはトラックボールのサイズが小さいことで感じたメリットを紹介していきます。
まず、なんといっても持ち運びのしやすさが挙げられます。トラックボールは基本的に大型のものが多く、持ち運ぶのも一苦労だったりします。
しかし、このモデルは通常のトラックボールと比べて、一回り以上小さく、普通のマウスに近いサイズ感なので、マウスから置き換えても変わらない感覚で持ち運べます。
そして、省スペース性についてはトラックボール全体のメリットとしても紹介しましたが、コンパクトなモデルの場合、そのメリットがさらに強化されます。
このモデルであれば膝に乗せて作業できるのはもちろん、ノートパソコンのキーボードの手前のスペースに置いて作業することもできます。
電車などでの移動中に膝にノートパソコンを乗せている場合や、ノートパソコンしか置けないような飛行機や新幹線のデスクでもポインティングデバイスを使用した高い精度での作業が可能です。
現在マウスを使っていて、手首や腕の負担が気になっている人や、出先での作業スペース確保が難しいという人はトラックボールが非常におすすめです。
そして、現在トラックボールを使っていてサイズや重さが気になっている人や、さらに作業スペースを縮小したいという人、マウスからトラックボールに乗り換えるにしてもマウスと同じ感覚で持ち運びたいという人は本モデル「ナカバヤシ Digio2」を選べば幸せになれると思います。
34mmのボールを採用しているので、通常サイズのトラックボールと遜色ない操作感が得られるのも、おすすめできるポイントです。
また現在は2台目を使っていますが、1台目のDigio2は裸のままリュックに入れたり、たまに落とすこともあったりするなど、それなりにハードに使用しましたが、6年以上使用できたので耐久性も悪くないと思います。1台目もクリックの判別がたまにされづらくなるくらいで、使おうと思えばまだ使えるといった具合です。落としたりしなければ、もっと長い間使えたかもしれません。
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