2025年春夏に登場し話題となったワークマンの「万能パンツ」。秋冬アイテムとして、「万能ストレッチレギュラーパンツ」が登場しています。
筆者も早速、入手してみました。ここでは、その万能ストレッチレギュラーパンツをレビューします。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
ワークマンの万能ストレッチレギュラーパンツは、画期的な機能が搭載されているわけではありませんが、日常使いに便利な機能がそろっています。
タグを見ると、機能面では「UVカット(UPF50+)」「ストレッチ」「型崩れしにくい」「スマートフォン入れ」と記載されています。
UVカットは夏の衣類に多い機能ですが、紫外線は年間を通して降り注ぐため、秋冬でも対策できるのはうれしいポイントです。また、ストレッチ性は動きやすさに直結します。
加えて、ウエストの一部がゴム仕様になっているので、ゆとりを持って着用できそうです。
型崩れしにくい形態安定性も備えているため、長く使うことができます。洗濯をしても形が崩れにくいので、気兼ねなく洗えるでしょう。
そしてスマホ入れは、太もも付近にポケットがあります。iPhone 13を入れられました。腰回りにもポケットはありますが、ここにスマホを入れると、かがみにくくなることがあります。また、イヤフォンなど他の小物を入れていると、もちろんスマホが入りにくくなります。スマホを他の荷物と分けて収納できるこの専用ポケットは、意外と役立ちます。深さもあるので、スマホを落としてしまう心配もなさそうです。
このような機能は、ワークマンの他のパンツと比較すると特別目立つものではない、というのが筆者の感想です。しかし、いつでもどこでも使える「万能パンツ」という意味では、何かに特化する必要はないのかもしれません。良い意味で、ワークマンの中では無難なパンツだと思いました。
万能ストレッチレギュラーパンツは腰回りから太ももにかけて、少しワイドな作りになっています。写真は身長178cmのモデルが着用していますが、太ももあたりにゆとりがあるのが分かります。着用する人の体格によっても印象は異なりますが、かなり余裕があるデザインです。ワイドタイプのパンツが好きな人ならはきやすいと感じるでしょう。一方で、人によってはゆとりがありすぎると感じるかもしれません。
万能ストレッチレギュラーパンツはオールシーズン向けのパンツですが、真冬に着用する場合は、下にタイツやレギンスなどをはく必要がありそうです。理由は裏地にあります。
裏起毛など保温性を高める機能が付いていないため、保温性には少し不安が残ります。
住んでいる地域によって気温は異なりますが、筆者が住む栃木県の冬では、個人的にこれ1枚で過ごすのは難しいと感じます。同じデザインや機能性のウォームパンツがないのか、ワークマンのカタログを探したところ、「万能ストレッチ吸湿発熱ウォームパンツ」という製品が見つかりました。今後発売されるようなので、真冬はこちらを活用すると良いのかもしれません。
万能ストレッチレギュラーパンツの価格は、1500円(税込)で、カラーはブラック(筆者購入)、ダークグリーン、モカの3色をラインアップしています。サイズはM〜LLを展開し、ブラックのみ3Lがあります。写真のモデル(身長178cm)はLサイズを着用。丈はちょうどよい長さでした。ウエストはひもで調整できます。
無難なデザインで普段使いしやすいパンツです。気温に応じてインナーを工夫することで、長いシーズン着回せる1着です。
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