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衛星通信サービス「au Starlink Direct」で何ができる? 3つのポイントで概要をチェック【2026年1月版】(1/2 ページ)

» 2026年01月27日 18時00分 公開
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 auは2025年4月10日から、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct(エーユー スターリンク ダイレクト)」を提供しています。

 4Gや5Gなどのモバイル通信が利用できないエリアにおいて、衛星を介した通信が利用できるという点で、画期的な通信サービスです。

 2025年4月時点のKDDIのプレスリリースでは、auのモバイル通信網の人口カバー率は99.9%を超えているものの、面積カバー率は約60%に留まっており、残りの40%の土地においての通信環境を確保するうえで、このau Starlink Directが機能する――という旨が紹介されています。

 要するに、山間部や海上、島しょ部(島々で構成される地域)、僻地のキャンプ場などでの通信に役立つというわけです。

 本記事では、この「au Starlink Direct」の概要について、3つのポイントで紹介します。

写真 「au Starlink Direct」を3つのポイントでチェック(出典:KDDI ニュースリリース

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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スマホメーカーによる衛星通信機能とは別モノ

 大前提として、「衛星経由の通信機能」には、紛らわしい存在として、スマホメーカーが提供する衛星通信機能があるので、それを理解しておきましょう。

 例えば、Appleは衛星通信機能を日本国内でも提供しており、緊急時のSOSや、テキストメッセージでの連絡に使用可能です。具体的には、iPhone 14以降の機種で、モバイル通信で接続できない環境において、この衛星通信を利用できます(アクティベート後2年間無料)。

 同サービスでは、高い軌道を通る通信衛星を活用するため、上空の衛星と通信できるよう端末の向きを調整するといった操作が必要になります。

 一方で、au Starlink Directは、通信事業者であるKDDI側が提供しているサービスです。そのため、特定メーカーのスマホだけでなく、iPhone SE(第3世代)を除くiPhone 13以降のiPhoneや、多くのAndroidに対応しています。

 また使い勝手の面に関しても、上述したAppleによる衛星通信と比べて、より低い高度を通る通信衛星を活用するため、空が開けている環境ならば、衛星の方角に端末をかざさずとも通信環境を確保できる点が大きな差です。

au Starlink Directでできる通信

 au Starlink Directでは、テキストメッセージの送受信だけでなく、より多くの通信を利用できます

 2025年4月10日のサービス提供開始時に記載されていた利用可能サービスは、以下の通りでした。

  • テキストメッセージ送受信(SMS/RCS/iMessage)
  • 現在地の位置情報共有
  • Android スマートフォンでGeminiによる調べものなど
  • 緊急地震速報/津波警報/国民保護情報(Jアラート)受信

 また、2025年11月6日時点でau Starlink Directの公式サイトに掲載された情報を確認すると、対応機種においては、以下のような機能も使えるようにアップデートされています。

  • メッセージ以外の一部アプリのデータ通信(iPhoneは2025年9月16日より、Androidは同年8月28日より提供開始)
  • メッセージのファイル添付

 その他、Androidでは「Gemini in Google メッセージ」なども加えた一覧表が、公式サイトに掲載されています。おそらくこちらが最も網羅されている情報でしょう。

写真 「衛星モード」下での機能の利用可否の一覧表(出典:au Starlink Direct公式サイト

実はauユーザー以外も利用できる

 au Starlink Directを利用できる契約は主に2通りあります。1つ目はauが提供しているau Starlink Directに対応した通信プランを契約する方法です。この場合、対象プランの料金にau Starlink Directの月額利用料金も含まれる仕組みで、SMSやデータ通信の利用も当面は無料。特に意識せずにサービスを利用できます。

 2つ目は、au以外の通信プランを契約している状態で、au Starlink Directの専用の通信プランを追加で契約する方法です。KDDIが展開する「UQ mobile」や「povo2.0」だけでなく、他社回線を利用している場合も加入できます

 該当の専用プランは、2025年9月1日から提供されている「au Starlink Direct専用プラン+」です。同プランを契約した場合、au Starlink Directでの通信に加え、au 5G/4G LTEエリアでの1GBまでのデータ通信が可能となります。

 同プランの月額料金は加入当月から3カ月間0円で、4カ月目以降は1650円/月(税込、以下同)となります。ただし、UQ mobileを利用している場合には対象プランとのセット割引によって1100円の割引となり、550円/月で利用できます。

 なお、契約事務手数料が3850円かかりますが、こちらの手数料についてはau PAY 残高還元で実質無料となる仕組みが用意されています。

写真 他社向け専用プランも用意(出典:au Starlink Direct公式サイト

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