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iPad Proとの違いは? 「iPad Air(M4)」の進化点を3つのポイントでチェックしてみた【2026年4月版】(1/2 ページ)

» 2026年04月11日 18時00分 公開
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 iPad Air(アイパッドエア)といえば、ラインアップ最上位の“iPad Pro”シリーズよりも安価に入手できつつ、充実した機能や周辺機器を利用できるコストパフォーマンス重視のAppleのタブレットシリーズです。

 3月11日にはAppleがM4チップ搭載の新しいiPad Airを発売。同機種は、従来世代のiPad Airと比べてどのような点が変わったのでしょうか。

フォト iPad Air(M4)(出典:Amazon

 本稿では、iPad Air(M4)の進化点や、上位のiPad Proとどちらを買うかを悩んだ際に比較検討したい項目などをチェックしていきます。

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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順当進化のマイナーチェンジモデル

 本稿で解説する「iPad Air(M4)」は、2025年3月に発売された「iPad Air(M3)」からマイナーアップデートを遂げた、約1年ぶりの新モデルです。11インチと13インチの2サイズ展開は今世代でも踏襲されており、サイズやカラーバリエーションなど外観に大きな変化はありません。厳密には重さがわずかに増加していますが、11インチモデルで+4g(Wi-Fi+Cellularモデルでは+5g)と、実感できる程の差ではないでしょう。

フォト iPad Air(M4)(出典:Appleプレスリリース

 一方、製品名の通り、搭載チップは従来の「M3」から「M4」へと刷新。注目すべきは、メモリ帯域幅(プロセッサとメモリ間のデータ転送速度)が120GB/sへ向上した点と、ユニファイドメモリ容量が従来の8GBから12GBへ増えた点です。これにより、処理性能は前世代比で最大30%向上しているとうたわれています。

 通信面では、Apple設計のモデム「C1X」を新たに搭載。iPad Air(M3)と比較して、エネルギー消費は最大30%低減されたとされています。ただし、スペック表上のバッテリー駆動時間に大きな差は見られないため、実使用での変化はそれほど意識しなくてもよさそうです。

 そのほかの進化点としては、Wi-Fi規格が「Wi-Fi 6E」から「Wi-Fi 7」へ、Bluetoothも「5.3」から「6」へとアップデートされています。総合すると、そのほかの仕様には大きな変更はなく、順当なマイナーチェンジモデルといえるでしょう。

従来モデルと比べて価格が据え置き

 iPad Air(M4)のApple Store(オンライン)における価格は、11インチモデルが9万8800円(税込、以下同)から、13インチモデルが12万8800円からとなっています。これらの価格は、2025年モデルのiPad Air(M3)の発売時と同じです。

フォト 周辺機器Apple PencilとMagic Keyboard(出典:Appleプレスリリース

 前述の通り、iPad Air(M4)は主にチップセットの刷新にとどまるマイナーチェンジモデルですが、価格が据え置きなのはユーザーにとってうれしいポイント。比較する際は、新旧モデルの細かな違いにこだわるよりも、新モデルの特徴にどれだけ魅力を感じるかを軸に検討するとよいでしょう。従来通り、コストパフォーマンスの高さも魅力です。

 なお、学生・教職員向け価格は、11インチモデルが9万800円から、13インチモデルが12万800円からとなっており、こちらも前世代から据え置きです。それぞれ8000円割引となるため、対象になる人はチェックしておきたいところです。

 対応する周辺機器としては、「11インチMagic Keyboard」(4万6800円)「13インチMagic Keyboard」(4万9800円)「Apple Pencil Pro」(2万1800円)などが用意されています。

上位モデルとの買い分けポイントは?

 iPad Airの購入を検討する際、比較対象として最も悩みやすいのが上位モデル“iPad Pro”シリーズ。ここでは現行の「iPad Pro(M5)」(以下、iPad Pro)とiPad Air(M4)(以下、iPad Air)の主な違いを、4つの視点で整理します。

フォト iPad Air(M4)(出典:Appleプレスリリース

 まず1つ目はディスプレイ性能の違いです。iPad Proはリフレッシュレート120Hzに対応し、最大輝度もHDR表示時のピークで1600ニト、通常時でも1000ニトと高水準。さらに、1TBまたは2TBモデルでは映り込みを抑える「Nano-textureコーティング」も選択できます。一方、iPad Airは120Hzに非対応で、最大輝度は600ニト、Nano-textureコーティングのオプションもありません。そのため映像編集やイラスト制作など、画面品質が重要な用途ではiPad Proの方が適しています。ゲームにおいても、より滑らかな表示が期待できるのはiPad Proです。

 2つ目はカメラ性能の差です。iPad Proには「アダプティブTrue Toneフラッシュ」が搭載されており、書類のスキャンなどもよりスムーズに行えますが、iPad Airには非搭載です。また、ProResビデオ撮影やオーディオズーム、ステレオ録音に対応するのもiPad Proのみ。マイクもiPad Proが「4つのスタジオ品質マイク」であるのに対し、iPad Airは「2つのマイク」となっています。さらに、Thunderbolt/USB 4に対応したUSB Type-Cポートや、「LiDARスキャナ」を備えている点もiPad Proの特徴。撮影や映像制作を重視するならiPad Proが有利と言えるでしょう。

 3つ目は日常的な使い勝手の違いです。iPad ProはFace IDを採用しているのに対し、iPad AirはTouch IDを採用。また、iPad Airでは自撮りのポートレートモードやアニ文字・ミー文字は利用できません。充電面でも、iPad Proは60W以上のアダプタを使用することで約35分で最大50%まで充電可能とされていますが、iPad Airには高速充電に関する明確な記載がありません。さらに、Magic Keyboardのキーにバックライトが備わるのもiPad Proのみ。細かな違いではありますが、日常の使い勝手に影響するポイントです。

 4つ目はストレージと価格の違いです。最小構成iPad Proは256GB(16万8800円〜)なのに対し、iPad Airは128GB(9万8800円〜)です。価格差は大きいものの、長期使用でアプリやデータが増えることを考えると、128GBではやや心もとない場合もあります。例えば11インチのiPad Airで256GBモデルを選ぶと11万4800円からとなり、Proシリーズとの価格差は約5万4000円まで縮まります。

 iPad Airは幅広いクリエイティブ作業にも対応できる十分な性能を備えていますが、ディスプレイやカメラといった面ではやはり“iPad Pro”シリーズに及ばない点があることは理解しておきたいところ。とはいえ、購入する際は用途に対してどちらが適しているかを見極めることが重要。性能や機能を重視するならiPad Proコストとバランスを重視するならiPad Airといったように、自分の使い方に合わせて選ぶのがよいでしょう。

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