Xiaomi Japan(シャオミ・ジャパン)は2026年1月、同社のオンライン専用ブランド・POCO(ポコ)から、スマートフォンの新モデル「POCO M8 5G」を発売しました。
販売価格は3万6980円(税込)。スマホに詳しい人にとっては、今シーズンのミドルレンジモデルの選択肢として注目したい1台と言えるでしょう。
本記事では、そんな「POCO M8 5G」について、3つのポイントから概要をチェックしていきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
POCO M8 5Gは、6.77インチのディスプレイを搭載しています。「3Dカーブ有機ELディスプレイ」呼ばれるディスプレイで、画面が端末の左右側面にかけて緩やかにラウンドしているのが特徴。言うなれば、以前のGalaxyの“Edge”シリーズのような形状なので、好みははっきり分かれやすいかもしれません。しかし、フラットなディスプレイが主流となった昨今では、個性的なデザインに感じられます。
ちなみに、ディスプレイ下には指紋センサーが内蔵されています。
画面仕様としては、リフレッシュレートがしっかり最大120Hzに対応しており、素早いスクロールや、動画視聴、ゲーミングなどでも滑らかに表示できるのがイマドキなポイント。色域もDCI-P3を100%カバーしており、タッチサンプリングレートは2560Hzを公称します。
また、3万円台ながらピーク輝度は3200nits明るく、屋外の直射日光下でも高い視認性が期待できる点も見逃せません。
サウンドに関しては、Dolby ATMOS対応のステレオスピーカーを内蔵。内蔵スピーカーの実力に対して、音量を最大300%向上させるという機能が備わっていることも注目したいポイントです。
SoC(システム・オン・チップ)には、4nmプロセスを採用したエントリーからローミッド向けの型番である「Snapdragon 6 Gen 3」を採用。メモリは8GB、ストレージは256GBを備えています。
パフォーマンスとしては、ローミッド相応という印象で、グラフィック処理がさほど重くない軽めのゲーミングには対応できる程度。知名度の高いミッドレンジモデルでいえば、例えばシャープの「AQUOS sense10」の下位構成をベンチマークスコアで少し上回るレベルです。コストパフォーマンスの観点では「3万円の端末と考えれば悪くない」と言えそうです。
ブラウジングやSNSの利用、動画視聴といった、日常用途をメインに据えるならば、特に困ることはないでしょう。また、Googleの「Gemini」や「かこって検索」など、標準的な生成AI機能も利用可能です。
そのほか、バッテリー周りについては、45Wでの急速充電に対応しつつ、18Wでのリバース充電にも対応していることも便利なポイントです。
POCO M8 5Gは、背面にメインカメラ(約5000万画素)+深度センサーカメラ(約200万画素)を搭載。背面デザインから4眼に見えるかもしれませんが、実際は2眼構成となっている点には留意したいところです。
イメージセンサーにはシャオミ製の「Light Fusion 400」を採用しており、夜景や低照度下でもノイズを抑えた撮影が可能とのこと。また、機能としては、4K動画撮影に対応していたり、背景をぼかすポートレート撮影ができたり、と標準的な部分はカバーしている印象です。AI機能についても、余計な写り込みを削除する「AI消しゴム」や、ガラスの反射を低減する「AI反射除去」などを搭載しています。
そのほか、特筆すべき撮影機能はなく、良くも悪くも価格相応といった印象。カメラにこだわりがある場合には注意が必要ですが、ある程度割り切って普段使いする分には問題ないでしょう。
また耐久性能についても確認しておきます。防水・防じんはIP66に準拠し、大理石面への約1.7mからの正面落下に耐える耐落下・衝撃性能も備わっているようです。過信は禁物ですが、ある程度安心して使える作りと言えそうです。なお、OSやセキュリティアップデートに関しては、国内向けには明言されておらず、その点は今後気になるポイントです。
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