「女性ソロキャンプ」でよくあるトラブルとは? 安全に楽しむための注意点も紹介
アウトドアライターである筆者が、女性ソロキャンプで起こりうるトラブルや、その対処法を紹介します。
キャンプブームに伴い急増した女性キャンパー。一人で気ままに大自然を満喫するソロキャンパーも多くいますが、中にはトラブルに巻き込まれた例もあります。
今回はアウトドアライターである筆者が、女性ソロキャンプで起こりうるトラブルや、その対処法を紹介します。
おかだあきほ
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
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女性ソロキャンプのトラブル:男性からしつこく声をかけられる
はじめに紹介するのは、見知らぬ男性からしつこく声をかけられるケース。一方的に長く話し続けられたり、連絡先を聞いてきたりして、怖い思いをしたという事例があるようです。
人通りの多い街の中だとしても、知らない人にいきなり話しかけられるのは不安に思うもの。自然の中で、街よりも人が少ないキャンプ場ならなおさらです。
お願いしてもいないのに勝手に設営を手伝ったり、たき火や料理のコツを教えたりとお節介を焼かれたケースもあります。同じ趣味を持つ者同士、ゆるやかな交流ができるのもキャンプ中の楽しいひとときではありますが、必要以上に関わろうとしたり、距離をつめてきたりする人には注意が必要です。
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女性ソロキャンプのトラブル:つきまとわれる・のぞかれる
もう一つのトラブルは、執拗(しつよう)につきまとわれたり、テントの中をのぞかれたりするケースです。声をかけられるトラブルとセットで起こることも多いようですが、トイレや炊事場にいく際にあとをつけられたり、夜にキャンプサイトやテントの中をのぞかれたりすることもあります。時には体を触られそうになることや、キャンプギアの盗難に遭うことも……。
一般的に、男性よりも女性の方が力が弱く、何かあったときに身を守れないことも多いため、防犯対策を万全にしてトラブルを未然に防ぐことが重要です。
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女性ソロキャンプでのトラブルを防ぐ方法
可能であればソロは避け、複数人でのキャンプをおすすめしたいところですが、一人でのんびりと過ごすのも楽しいもの。そこで、女性ソロキャンプを安全に満喫するためのコツや防犯グッズを紹介します。
電波が入るキャンプ場を選ぶ
スマートフォンの電源が入るキャンプ場やサイトを選ぶのがよいでしょう。圏外の場所は、トラブルや事故に巻き込まれた時に助けを求めることができません。また、スマホの電源を切らさないよう、電源のあるサイトを選び、モバイルバッテリーやポータブル電源を持参しましょう。
管理棟に近く、ある程度人通りのある場所に設営する
宿泊者の受付や売店のある管理棟に近い場所、人通りの多い場所にテントを張るのがおすすめです。他の人の目があれば不審な人物も近づきにくく、何かあった時に助けを呼びやすいメリットがあります。さらに、できれば夜間も人が常駐するキャンプ場を選ぶと安心です。
テントにカギをかける
設営後に外出する際や夜寝るときには、テントにカギをかけておきましょう。のぞき見や侵入、盗難予防になります。小さな南京錠をいくつか持っておき、テントの開閉部分すべてにつけておくと安心。さらに心配なら、キャンプサイトに車を横付けし、車の中で寝るのもおすすめです。
防犯ブザーやセンサーライトを使う
防犯グッズも効果的に使いたいところ。防犯ブザーがあれば、すぐ近くに人がいないときや、大声が出せない場面でも助けを求めやすいのでおすすめです。また人感センサー付きのライトは、キャンプサイトやテントの出入り口付近に置いておくのがおすすめ。危険にいち早く気づけるほか、防犯対策をしているということを間接的に不審者に伝えることができます。
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