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もっとも「お得な除湿機」は何ですか? 本体価格と電気代のコストをFPが解説【2026年最新版】(1/2 ページ)

本記事では、FPが“もっともお得”だと考える除湿機のタイプを解説します。

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 ジメジメした梅雨の時期や、部屋干しなどで大活躍する家電が「除湿機」です。しかし、たくさんある除湿機の中で何を基準に選んだらいいのか分からず、「とりあえず安いものを」と購入した結果、あとで後悔してしまうケースも少なくありません。

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FPが考える「もっともお得な除湿機」とは?(出典:photo-ac.com)

 家電は初期費用だけでなく、電気代などのランニングコストも含めて考えることが重要です。そこで本記事では、FPが“もっともお得”だと考える除湿機のタイプを解説します。

石倉博子

石倉博子

ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。

“お金について無知であることはリスクとなる”という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。大学では美学美術史と油絵を学び、文学と造形の学士を取得。しかし今は芸術とは程遠いお金の計算に情熱を燃やす人間になっている。伏線がきれいに回収された小説を読むのが好き。


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除湿機には4つのタイプがある

 除湿機には、「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」「ペルチェ式」の4つのタイプがあります。それぞれの特徴をみてみましょう。

コンプレッサー式

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シャープ コンプレッサー式衣類乾燥除湿機 CV-S71-W(出典:Amazon

 コンプレッサー式は、取り込んだ空気を冷やして、結露を発生させることで除湿を行う仕組みです。高温多湿の環境で特に高い除湿効果を発揮するので、夏場や梅雨時期の除湿に向いています。

 最大のメリットは、消費電力が少なく、運転コストが安く済む点です。一方で、気温が低くなる冬場は除湿能力が十分に発揮できないというデメリットがあります。

  • 本体価格:やや高め(2万円〜5万円)
  • 電気代:安め
  • 特徴:気温が高い時期に向く

デシカント式

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シャープ デシカント式衣類乾燥除湿機 CVS60W(出典:Amazon

 デシカント方式は、吸湿剤を使って取り込んだ空気中の水分を吸収し、吸着した水分を内部のヒーターで加熱して除湿する仕組みです。冬でも安定した除湿能力を発揮できるので、冬場の結露対策や寒冷地での使用にも適しています。

 また、コンプレッサーを使わないため動作音が比較的静かで、寝室での使用にも適しています。ただし、ヒーターを使うため、消費電力が高くなりやすいというデメリットがあります。

  • 本体価格:比較的安い(1万円〜3万円)
  • 電気代:高め
  • 特徴:気温が低い時期に向く

ハイブリッド式

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シャープ ハイブリッド式衣類乾燥除湿機 CVSH150W(出典:Amazon

 ハイブリッド方式は、コンプレッサー方式とデシカント方式の両方を組み合わせた高機能タイプで、気温や湿度に応じて自動でモードを切り替えるのが特徴です。年間を通して安定した除湿効果が得られます。

 両方のメリットを生かせる一方で、価格が高め、本体サイズも大きめになる傾向があります。

  • 本体価格:高い(3万円〜6万円)
  • 電気代:中間
  • 特徴:オールシーズン対応

ペルチェ式

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山善 ペルチェ式除湿機 YDC-AU25(出典:山善

 パソコンの冷却や小型冷温庫などに利用されている「ペルチェ素子」を用いて、湿気を含んだ空気を冷却し、結露させて除湿する仕組みです。

 モーターや冷媒を使用しないため、軽量でコンパクトな製品が多く、価格もリーズナブルです。ただし、他のタイプよりも除湿能力は低くなるため、部屋全体の除湿には向きません。クローゼットやシューズボックス、トイレなどの狭い空間をピンポイントに除湿するのに向いています

  • 本体価格:安い(5000円〜1万円)
  • 電気代:安い
  • 特徴:ピンポイント除湿向き
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除湿機のタイプまとめ(筆者作成)

消費電力から電気代を計算

 実際に電気代がどれくらいかかるのか、それぞれのタイプの消費電力から電気代を計算してみます。

 消費電力は製品によって違いがありますが、大まかな目安は以下のようになります。

  • コンプレッサー式:150〜300W
  • デシカント式:400〜600W
  • ハイブリッド式:200〜400W
  • ペルチェ式:20〜80W

 電力料金目安単価 31円/kWh(税込)で計算したそれぞれのタイプの電気代を表に示しました。

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除湿機のタイプ別電気代(筆者作成)

 電気代が高い順に、デシカント式>ハイブリッド式>コンプレッサー式>ペルチェ式となります。

 コンプレッサー式とデシカント式の年間の電気代の差は約4000〜6000円となり、5年間使用したとすると、最大で約3万円の差となります。

本体価格だけで選ぶと損?

 例えば、次のようなケースを考えてみましょう。

  • デシカント式の除湿機:本体価格2万円、年間の電気代1万円
  • コンプレッサー式の除湿機:本体価格4万円、年間の電気代5000円

5年間使用した場合のコスト

  • デシカント式の除湿機:2万円+5万円=7万円
  • コンプレッサー式の除湿機:4万円+2万5000円=6万5000円

 長く使えば使うほど、この差は開いていきます。

 このように、初期費用だけ見てランニングコストを考えないと、長期的には損をしてしまうケースがあります

FPが考える「もっともお得な除湿機」は?

 以上を踏まえて、FPが考えるもっともお得な除湿機は、“コンプレッサー式”となります。

コンプレッサー式がお得な理由

  • 電気代が比較的安く済む
  • 長期間使うほどコストメリットが大きくなる
  • 使用頻度が高い梅雨や夏場に高い除湿効果を発揮する

その他のタイプも使い方次第で選ぶ価値あり

 コンプレッサー式が有力な選択肢ではありますが、他のタイプが劣っているというわけではありません。用途や使い方によっては、別のタイプが適している場合もあるため、自分の使い方に合ったものを選びましょう。

1年中使うならハイブリッド式

 衣類乾燥などで1年中使うのであれば、性能面に優れたハイブリッド式がおすすめです。本体価格は高めですが、季節を問わず安定した除湿ができ、電気代もデシカント式より抑えられます。

冬場に短時間使うならデシカント式

 デシカント式は電気代が高くなりやすいため、長時間の使用には向きません。ただし、冬場に脱衣所で短時間使うなど、用途が限定されている場合は、初期費用の安さがメリットになります。

ピンポイントで使うならペルチェ式

 シューズボックスやクローゼットなど、限られたスペースの除湿にはコンパクトなペルチェ式が向いています。価格も手頃なため、ピンポイントで使うサブ機として取り入れるのもよいでしょう。

 それぞれの特徴を理解し、自分の使い方に合ったタイプを選ぶことが、結果的に「お得な除湿機選び」につながります。コストと用途のバランスを考えながら、自分に最適な1台を選んでみてくださいね。

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