自分のWebサーバ環境に合った設定にする |
コンパイルが終了したら,次に自分のWebサーバ環境に合った設定を行う必要がある。
Analogのディレクトリ(ここでは,/usr/local/etc/analog)にある設定ファイル「analog.cfg」で,HTML形式のレポートを出力するための「OUTFILE」と,ホスト名「HOSTNAME」を設定しよう。
「OUTFILE」を指定しなかった場合には,レポート内容が標準出力(ディスプレイ上)に出力されるので,シェルのリダイレクトを利用して好みのファイルに書き出すことも可能だ。
OUTFILE analog.html HOSTNAME "www.mydomain.com" |
OUTFILE項目でしているファイル名が,前述したanlghead.hの中で指定する「LOGFILE」と異なっている場合には,「LOGFILE」も指定する必要がある。
LOGFILE /usr/local/httpd/logs/access_log |
Analogを動かしてみよう |
ここまでの設定が終わったら,Analogを実行してみよう。
# pwd /usr/local/etc/analog # ./analog |
レポート内容は,OUTFILEを指定していれば設定されたファイルに,指定していなければ標準出力にHTML形式で出力される。出力されたファイルをWebブラウザで表示してみるとよい。「月別,曜日別,時間別,ドメイン別など」のレポートが作成されているはずだ。
なお,レポート内で利用される画像ファイルへのリンクが切れていて棒グラフが描画されない場合もある。このような場合には,レポートを作成するディレクトリにAnalogディレクトリ内 の「images/」ディレクトリを丸ごとコピーすればよい。たとえば,「/home/snaga/analog.html」というファイルで作成した場合には,次のように 「/home/snaga」ディレクトリに「images/」をコピーするのだ。
~% /usr/local/etc/analog/analog > /home/snaga/analog.html ~% cp -r /usr/local/etc/analog/images /home/snaga |
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