Exchange 2000徹底解剖
開発環境としてのExchange 2000 Server

プロパティの検索

 Exchange 2000 Serverで拡張されたSEARCHメソッドを使うと,WebDAVを使ってWeb Storage System上のファイルを検索することができる。

SEARCHメソッドによる検索
 SEARCHメソッドを使った検索では,リレーショナルデータベースの検索で使うSQLのSELECT文に相当する書式を用いる。Exchange 2000 Serverでは,アイテムに設定されるプロパティをデータベースにおけるフィールドのように扱う。実際の書式は,次のようにsearchrequestエレメントの下にsqlエレメントを置き,そのなかにSELECT文を記述するという形式になる。

<searchrequest>
  <sql>
    SELECT文
  </sql>
</searchrequest>

 たとえば,“http://www.foobar.co.jp/public/”で示されるURLにおいて,作成日(DAV:creationdateプロパティ)が2000年8月1日以降のデータの表示名(DAV:displaynameプロパティ)とファイルサイズ(DAV:getcontentlength)を取得するためには,List 8に示す要求をサーバーに送信する。List 8の要求を送ったときに返されるサーバーの応答は,List 9のようになる。

 List 9を見るとわかるように,検索結果は次のような形式のXMLデータで表現される。クライアントでは,XSLなどを使って,受信したXMLにスタイルを付与し,ユーザーに表示することになるだろう。


<response>
  <href>見つかったファイルのURL</href>
  <propstat>
    <status>HTTPステータス行</status>
    <prop>
      <プロパティ名></プロパティ名>
      …SELECT文で指定しただけ
       プロパティが続く…
    </prop>
  </propstat>
</response>
 …見つかったURLの数だけ
  responseエレメントが続く…

 なお,SEARCHメソッドは,Exchange 2000 Serverが提供するWeb Storage Systemに独自の機能である。つまり,IISの設定でExchange 2000 ServerのWeb Storage Systemが割り当てられていない一般的な仮想ディレクトリ――わかりやすくいえば,マッピング先がMドライブ以外のディレクトリ――を検索しようとしても,失敗することになる。

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