Exchange 2000徹底解剖
Exchange 2000 Conferencing Serverが描く次世代コラボレーションの全貌

インスタントメッセージングの仕組み

 それでは,インスタントメッセージの構成を見てゆこう。

 インスタントメッセージのやり取りは,インスタント メッセージング クライアント(以下,IMクライアント),インスタント メッセージング ルータ(以下,IMルータ),インスタント メッセージング ホームサーバー(以下,IMホームサーバー)の三者によって実現される。IMクライアントは,ユーザーが利用するクライアントコンピュータにインストールされたMSN Messengerである。IMルータは,インスタントメッセージを中継する役割を果たし,IMルータがインスタントメッセージを中継できる領域をインスタント メッセージング ドメイン(以下,IMドメイン)と呼ぶ。IMホームサーバーは,IMクライアントを承認し,IMドメインに参加させる働きを備える。IMルータとIMホームサーバーは,どちらもExchange 2000 Serverである。

 まず,ユーザーがIMクライアントからインスタントメッセージの機能を利用しようとすると,IMクライアントからIMルータへログオン要求が発信される。それを受け取ったIMルータは,そのユーザーのIMホームサーバーをActive Directoryで確認し,IMホームサーバーの情報をIMクライアントに返す。IMクライアントは,IMルータから取得した情報に従って自分のIMホームサーバーに接続し,認証を受ける。この時点で,そのユーザーの在席情報は「オンライン」となり,IMクライアントの状態がIMホームサーバーのデータベースに格納される。

Fig.3-1 インスタント メッセージング サービスの構成(図版をクリックすると拡大可能)
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 IMクライアント,IMルータ,IMホームサーバー間の通信は,RVP(RendezVous Protocol)というプロトコルで行われる。RVPはHTTP1.1の拡張機能であるWebDAV(Web Distributed Authoring and Versioning)をさらに拡張したものであるため,IMクライアントはURL(Uniform Resource Locator)でサーバーを指定し,TCP(Transmission Control Protocol)ポート80番を通じてサーバーと接続する。

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