インターネットアプリケーション時代の企業ネットワーク再設計
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いまさら聞けない!?ネットワーク機器再入門
少数の利用者しかいない小規模な拠点にサーバーを設置することは,費用面の問題がある。このため,小規模な拠点にはクライアントPCのみを設置し,サーバーを利用する場合は,サーバーが配置された最寄の拠点に接続するのが一般的である。このような構成を採用する場合,プリンタサーバーを除くすべてのサービスが低速回線を経由することとなるため,どの程度の回線速度で,何名程度の利用者をサポートできるか,という点が問題の焦点となる。しかし,この問題は,利用者の数と利用率,利用するサービスの種類,データの大きさなどに大きく依存するため,一般的な基準を示すことは難しい。以下に筆者の経験則に基づく「目安」を示しておく。ここで示すものは,あくまでも「イメージ」であり,指針ではないのでご注意いただきたい。
- 64Kbps
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- 同時稼動クライアントPC数が1〜2台程度であれば,許容範囲内と考えられる。
- 128Kbps
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- 同時稼動クライアントPC数が5台以内程度であれば,許容範囲内と考えられる。
- 1.5Mbps
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- 同時稼動クライアントPC数が100台以内程度であれば,許容範囲内と考えられる。
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