前回に引き続きOCNが1位。NTTのブランド力と全国を網羅するアクセスポイントへの信頼感は衰えを知らない。10月からアッカ・ネットワークス(以下アッカ)の回線で月額1970円(マイラインプラス併用・期間限定)というだれもが驚く料金にADSLサービスを値下げした。この価格破壊戦略で、OCN人気がさらに高まりそうだ。ちなみに、OCNを運営するNTTコミュニケーションズはアッカの筆頭株主。インフラを持つ通信事業者は強い。DION、ODNと通信事業者系プロバイダが上位に入っている。また、ぷらら、ASAHIネットのように、フレッツ向けに月額1000円以下の安価なメニューを用意しているプロバイダの人気も高い。
「選んだ理由」は、1〜4位は前回アンケートと同じ結果だ。ただし、全体として「アクセスポイント」「つながりやすさ」「電話代込み」といったダイヤルアップ向けの項目がポイントを下げている。ブロードバンドへのシフトが起きている証だろう。また、「ブロードバンド対応」が前回より順位、ポイントともに下げている。いまどきのプロバイダは、ブロードバンドに対応していて当たり前なので、ユーザーにとって理由としてあげる意味が薄れつつあるのだ。その一方で「満足な点」では「つながりやすさ」や「アクセスポイント」が高い比率を得ている。ダイヤルアップユーザーもまだまだ多く、プロバイダとしても手を抜くことはできないようだ。