前回は利用者が少なかったためランキング外だった「CYBER STATION」が、今回のアンケートで突然の1位を獲得するという番狂わせがあった。6か月前の調査では、同社の利用者数は77人だったにもかかわらず、今回は541人。同プロバイダの昨年から今年にかけての会員増は5%程度の微増というから、この結果は非常に興味深い。
ここまで回答者数が増えた理由について、運営する鉄道情報システム(JR系列の会社)では、「昨年から実施している新規入会者の半年間無料キャンペーンなどで、利用者の入れ替わりが大きく、このようなキャンペーンで新しく入会した利用者から多くの回答があったのではないか」(広報・政野氏)としている。また、昨年10月に追加された電話代込みコースや、充実したサポート体制が評価されたようだ。
2位には、前回1位の「U-net SURF」が入った。同プロバイダは前々回の調査でも2位。それに続く「ASAHIネット」「DTI」「WAKWAK」「ぷらら」「IIJ4U」あたりは、上位の常連組。ほかのプロバイダに関しても順位に目立った変動はなく、ある意味プロバイダ業界が成熟期に入っている証だろう。