セキュリティ対策として、Windows XPには個人レベルで管理できるファイアウォール機能が搭載されている。これにより、外部からの不正アクセスやデータ流出を遮断することができる。

設定画面でチェックボックスをオン/オフにするだけで、ファイアウォールの有効/無効を切り替えられる

　Windows XPは、IEEE 802.11b方式の無線LAN（最大通信速度11Mbps）に対応している。接続ユーティリティを別途用意しなくても、無線LANアダプタをパソコンにセットするだけで、ドライバのセットアップ※から接続まで自動で行われる。さらに、無線LANのネットワーク検出、暗号化（WEP）など、無線LANに必要な機能がひと通りサポートされている。
※無線LANアダプタが、XPに搭載されている標準ドライバに対応している必要がある

無線LANアダプタをパソコンにセットするだけで、利用できるアクセスポイントが自動検出される

　Windows 98/Meなどでパソコンを長時間使っていると、動作が不安定になったりフリーズしたりすることがある。しかしXPでは、OS全体が固まってしまう心配がほとんどない。起動中のアプリケーションが個別に管理されており、動作がおかしくなったアプリケーションだけを終了させることができるためだ。

　また、トラブルが起きたときに、Windowsをトラブルが起きる前の状態に戻すことができる「システムの復元」機能が用意されている。この機能はWindows Meにも搭載されているが、Windows XPでは、システムの復元の有効/無効の指定や使用するディスク領域などの設定が1か所にまとまり、利用しやすくなっている。

トラブルの原因を調べたり復旧したりするためのツールが充実している

　インターネットを利用するために必要なツール群があらかじめ搭載されているのも魅力だ。「Internet Explorer 6」「Outlook Express 6」「Windows Messenger」など、インターネットを楽しむうえで欠かせないソフトの最新版が揃っている。また、わからないことがあったときなどに、自分のデスクトップをほかの人に遠隔操作してもらえる機能「リモートアシスタンス」など、ブロードバンドならではのツールも備えている。

「Windows Messenger」では、文字によるメッセージ交換のほか、動画と音声を使ったボイスチャットなども楽しめる

パソコンでわからないことがあったら、「リモートアシスタンス」を使って詳しい人にたずねてみよう