「インターネット接続ウィザード」を利用すると、質問に答えていくだけで、簡単にインターネットへの接続が完了する。Windows XPパソコンで初めてインターネットに接続する場合はもちろん、普段はADSLを使っているが、ダイヤルアップ接続設定も作っておきたい、というときなどにも利用できる。
また、Windows XPでは、NTT東日本/西日本のフレッツ・ADSLなどで使われているネットワーク接続方式「PPPoE」が標準サポートされている。
Windows 98/Meでフレッツ・ADSLに接続するためには、専用ツールをインストールする必要があったが、XPではPPPoEモジュールがあらかじめ組み込まれているため、別途ツールを用意する必要はない。
インターネット接続ウィザードを使って、ダイヤルアップ/ISDN/ADSL/CATV/無線/FTTH(光ファイバー)などの各種回線に接続するためには、以下の手順を実行しよう。
「スタート」ボタン→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「通信」→「新しい接続ウィザード」を選択し、ウィザードを起動する。「次へ」をクリック 「インターネットに接続する」を選択して「次へ」をクリック インターネットへの接続方法を選択する。ここでは、すでにプロバイダに契約している場合を例に進めていく 「接続を手動でセットアップする」 ↑すでにプロバイダに加入している場合に選択 「ISPから提供されたCDを使用する」 ↑まだプロバイダと契約していない場合に選択 インターネットへの接続形式を選択する。3種類の選択肢から、接続に用いる回線および機器に適したものを選ぶ 「ダイアルアップモデムを使用して接続する」 ↑一般のアナログ電話回線/ISDN回線を利用してインターネットに接続する場合に選択 「ユーザー名とパスワードが必要な広帯域接続を使用して接続する」 ↑フレッツ・ADSLなどのユーザー認証が必要なAD SL/CATVインターネット/FTTH/無線インターネットを利用している場合に選択 「常にアクティブな広帯域接続を使用して接続する」 ↑Yahoo! BBなどユーザー認証が必要ないADSLやルーターを使用したADSL/CATVインターネット/FTTH/無線インターネットを利用している場合に選択
「ダイヤルアップモデムを使用して接続する」もしくは「ユーザー名とパスワードが必要な広帯域接続を使用して接続する」を選択した場合は、プロバイダの設定をする必要がある。加入しているプロバイダの名前を入力して「次へ」をクリック 「ダイヤルアップモデムを使用して接続する」を選択した場合は、アクセスポイントの電話番号を入力する プロバイダから発行されたアカウント情報を基に、「ユーザー名」「パスワード」をそれぞれ入力して「次へ」をクリック。ユーザー名とパスワードは、プロバイダから送られてきた書類などに記載されている
「完了」をクリックすれば設定は終了だ。「この接続へのショートカットをデスクトップに追加する」にチェックを入れておくと、デスクトップにインターネット接続アイコンが作成される