よくいわれるクレジットカード番号の不正利用などは、全くといってもいいほどありません。被害に遭ったといって相談にくる人はいるのですが、調べてみると家族が無断で使っていた、ということだったりします。でも、だれにカード番号を送るのかは、しっかりチェックしなければいけません。お店の信頼度が重要です。
一番多いトラブルは「商品が届かない」というものです。詐欺もありますが、事務作業の混乱が原因になっていることが多いですね。小さなショップに注文が集まり、発送が追いつかなくなってしまう、といった具合です。一般のカタログ通販と比べて、いい加減なショップが多いんですね。
トラブルに遭わないためには、前払いを強制するショップは利用しないことです。インターネットでは多い前払いも、カタログ販売にはありません。前払いするということは、ユーザーが一切責任を負うということを知っておくべきです。チケットショップ、金券ショップ、旅行代理店は簡単に始められるだけに詐欺まがいのトラブルも多いのですが、こうしたショップでの前払いはやはり避けた方が無難です。
こういう店が危ない、という例をあげるのは難しいので、初心者は実店舗で実績のあるお店を選ぶのがいいかもしれません。また、大手ショッピングモールのテナントは、入店審査やモールとの契約があるので、ある程度安心して利用できると思います。値段だけでなく、お店自体もよく見ましょう。
トラブルの予防策として心得ておきたいのは、一に二にも「慎重に利用する」ということ。
まず、ユーザー自身のミスや手違いによって起こるトラブルは、ほんの少し注意を払うことで簡単に予防できる。問題はショップによって引き起こされるトラブルだが、信頼できるショップを的確に判断し、怪しいショップでの買い物を控えるだけで、ほとんどのトラブルは予防できるだろう。現実の店舗でのショッピングを思い浮かべてほしい。トラブルを起こすのはほんの一握りの不良店で、多くのショップでは快適にショッピングできる。インターネットでもそれは同じなのだ。
信頼度重視で買い物するなら、リアルな店舗も持ち実績のあるショップが無難。ユーザーの口コミもショップ選びに役立つ。ショップが設置している掲示板に店側の対応がコメントされていることも多いので、参考になるはずだ。
日本通信販売協会 オンラインマーク事務局 www.jadma.org/ost 日本商工会議所 オンラインマーク総合センター mark.cin.or.jp
国民生活センター www.kokusen.go.jp 代表的なトラブル事例が掲載されているほか、各地の相談窓口の電話番号も