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Today on ITmedia 2004年09月13日 19時55分
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YIG Yahoo! Internet Guide 2000年7月号より
#005 - 2000年 上半期総集編 High Speed Access

新サービス続々開始で
今年はブロードバンド元年へ

 2000年は、ブロードバンド接続時代幕開けの年だ。「ブロード」=幅の広い、「バンド」=帯域、つまり、高速なインターネット接続を総称してこのように呼んでいる。ADSL接続の試験サービス開始やCATVインターネットのエリア拡大に加えて、今年後半には無線インターネットのサービス開始も予定されている。まさに、ブロードバンド接続が、われわれの手の届くレベルにまで降りてきた年といっていい。

電話回線の制約を逃れる
新技術が多数登場

 インターネット接続において、多くの一般ユーザーは、ISDN*1 64(128)Kbpsという足かせから逃れられないでいる。これは、NTTがユーザー宅へのアクセス回線*2を独占していることが原因だ。また、他の通信事業者がユーザー宅へ直接アクセス回線を引こうとしても、巨額な工事費用と複雑に絡み合った規制が障壁となり一朝一夕にできるものではない。日本におけるCATVの普及速度が遅いのもこのあたりに起因する。しかし、インターネットが急激に普及するなか、日本経済再生の牽引役として情報通信分野への期待が集まり、その結果として徐々にではあるが、規制緩和が進んでいる。その最たるものが「MDF接続の開放*3」だ。これにより、他の通信事業者もNTTのアクセス回線を利用することができ、ADSLのような接続サービスを提供することが可能となった。

 また、急激な技術革新の波もブロードバンド接続を身近なものにしてくれる一因といっていいだろう。とくに無線によるデータ通信技術の進歩と低コスト化には、目を見張るものがある。高嶺の花であった無線LAN*4機器が一般ユーザーにも十分買える値段になってきた。スピードネットは、この無線LAN技術を応用してワイヤレスによるインターネット接続サービスを安価に提供しようとしている。

 今後、情報コンテンツの肥大化にともないブロードバンド接続への期待はますます高まるに違いない。そんなユーザーの熱い期待にこたえてくれるであろうアクセス回線は、ADSL、無線接続、CATVであり、決して、ISDNではないのだ。

ADSLユーザーの声

QuickTimeのムービーも待ち時間なしで再生

 新宿区にお住まいの加藤さんは、東京めたりっく通信のADSLユーザーだ。「以前は56Kbpsモデムだったので導入後は信じられないくらい快適」で、「ソフトのダウンロードも、ローカルマシンにアクセスしている感覚」とのこと。また、「アクセス回線が高速な分、相手先サーバーの接続スピードや処理能力が、もろに分かる」とも。金額に関しては、「導入前は電話代と接続費用で毎月1万円以上は確実に払っていたのが、いまは月に6000円程度でこのスピードだから、もう元へは戻れない」という。

 事実、QuickTimeサイトにあるフルスクリーンサイズの映画の予告編をわずか3分のダウンロード時間で再生してみせてくれた。また、「在宅中は、パソコンをつけっぱなしにしてテレビ番組、天気予報、乗換案内などを、その都度気軽に調べられる」と常時接続の利点を語ってくれた。

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