|
|||||||||||||||||||||
|
Yahoo! Internet Guide 2001年2月号より
特集1■決定これが日本のベストサイト
インターネットユーザーがこれほど郵政省の存在を身近に、そして頼もしく感じた年はなかったに違いない。月額数千円でメガビットの高速回線が利用できるxDSLは、個人ユーザーの間で待望されていたが、当初はNTTの消極的姿勢のため全く普及が進まなかった。そのとき郵政省はNTTに強い姿勢で対応改善を求め、結果、提供エリアが広がり工事も迅速化され、ようやく本格普及の兆しが見えてきた。
郵政省のホームページを作成する郵政省・広報室室長の原口氏によれば、最もアクセス数が多いのは報道発表資料。これまで、テレビや新聞を通じて間接的に得ていた省庁の発表が直接得られるようになったわけだ。また、数ある公表資料の中でも、とりわけアクセスが多かったのは「NTTの在り方について」の一連の発表だ。電子メールで提出できる意見公募では、通常意見を寄せるのは通信会社など法人が多いが、NTT関連の議論では「個人の方からも熱心なご意見を多数いただいております」。やはり、電話代というわれわれの生活に密接にかかわる部分だけに関心も高いようだ。 「持っている情報はすべてネットで公開」というのが基本スタンス。ユーザーからの要望でサイトのリニューアルを行ったこともある。「基本的に電子メールにはすべてお返事を差し上げております」(原口氏)とのこと。この姿勢は、ぜひほかの省庁にも見習ってほしいところだ。
編集部特別賞の最後を飾るのは、最新・最強の検索エンジン「Google」(グーグル)だ。 Googleは基本的にはロボットによる全文検索エンジンだが、何より検索結果が正確で、しかも検索結果の表示も見やすい。 全文検索と聞いて「単語がヒットしただけの、関係ないページもいっぱい拾うんでしょ?」と、あきらめに近い気持ちを持った人もいるだろう。だが、Googleではヒットした単語数ではなく、リンク構造の解析によって、本当に重要なページが真っ先に表示される仕組みだ。主要サイトがどの程度そのサイトにリンクしているかを分析し、格付けしているという。 さらに、Googleの魅力的な機能が「キャッシュ」。全文検索エンジンでありがちなのが、ヒットしたページをクリックしても、サーバーダウンや、サイトの移動でアクセスできないというもの。なんとGoogleでは、Google内のサーバーに保存された高速キャッシュで、サマリーだけでなく、ページ全文を読むことができるのだ。 今回は、共同創設者で社長のザーケイ・ブリン氏にコメントをいただいた。「Googleが有力な優れた検索エンジンとして、日本で多くの支持を得てすばらしい賞に選んでいただき、たいへん光栄です。創立以来Googleはより使いやすく、的確に検索結果を出し、グローバルな検索エンジンを提供していくよう努力を重ねております」
|
||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
ITmediaはアイティメディア株式会社の登録商標です。 |