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ネットランナー 2002年5月号 2002年5月7日(火)
メアドの落とし穴「メールのヘッダ」

 意外かもしれないが、メールでなりすますことも簡単にできてしまう。特に、管理者のふりをしてパスワードを聞き出したり、変更させたりするのは初心者や初級者、さらには上級者でも場合によっては引っかかってしまうものだ。そもそもメールを受信してどこを読むかと言えば、せいぜいが「件名」「日時」「送信者名(メアド)」「本文」ぐらいのはずだ。わざわざメールのヘッダ部分を毎回受信するごとに調べて、IPアドレスはどうなっているか、メールソフトはどうなっているかなどを調査して、そのメールが本当に本人からのものかどうか確認することなどあり得ない話だ。人によっては毎回「署名」を付けていると思うが、署名がなくても別に怪しいとまでは思わないし、だれかになりすます場合に逆にその署名がバレていれば、いとも簡単になりすますことが可能というわけだ。特に、ヘッダを見る機能が貧弱な携帯電話では簡単になりすますことが可能だ。

 そこで、メールでのなりすましを見破るために、怪しいと思ったらメールのヘッダ情報を調べてみよう。相手がプロである場合を除いては、ヘッダを見ることでほとんどの場合は見破ることが可能だ。例えば、どこかの管理者がメールを出してきたとして、本当に相手がそのサーバの管理者であるならば、そのサーバのIPアドレスなりSMTPサーバ名なりが記入されているはずだ。さらに本格的になりすましを防ぎたいのであれば、PGPによる署名を施せばよい。これを突破してなりすます方法は皆無だ。

図

防衛法 重要なヘッダをチェックする
【From:】送信元のメールアドレス。
【Return-Path:】メールの送信元へのリターンアドレス。このヘッダで表示されるアドレスは、From:やReply-To:のように返信のために使用するアドレスではなく、メール配信エラーのために使われるアドレスになる。
【Received:】メールが配送されたルートを表す。確認方法は下から上へ。一番下のReceivedに表示されているのが主に送信者のIPアドレスであることが多いが、これを逆手に取って自分の本来のIPアドレスを下から2番目に記すということもできるメール送信方法がある。「from」は、どの配送システム(SMTP)から配送されたかを表す。「by」は、どの配送システムが受け取ったかを表す。
【Reply-To:】受信したメールに対して返信をしたときには「From:」に表示されているメールアドレス宛に送信されるが、「Reply-To:」でメールアドレスを指定すれば、そのメールアドレス宛に返信される。このアドレスもチェックしよう。
【Organization:】基本的に送信元が何の組織(グループ)に属しているかを送信元側で指定した場合に現れるヘッダ。メールソフトを使ってメールを送信した場合、メールソフト上の設定を反映する。

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