ウインドウズでは、画面上で邪魔なウインドウは最小化するしか方法がないが、最小化してしまうとタイトルバーの一部しか表示されなくなり、もう一度元のサイズで表示するまではどんな内容のウインドウなのかさっぱり見当がつかなくなる。そこで、表示の内容が分かるままウインドウを小さくしたい、という要望をかなえてくれて、しかも3次元のかっこいいデスクトップを作ってくれるツールが「窓立て2」だ。
窓立て2を使うと、ウインドウにパースが付き、画面の奥に向かって回転させて配置できるようになる。まるで3D空間にウインドウが浮かんでいるような不思議な印象を受ける。最小化するよりは残る表示部分が大きいので、目的のウインドウを探しやすいだろう。何よりも見た目がかっこいい。窓立て2を使っていると、家族や同僚がかなり驚くこと請け合い。
なお、窓立て2は、ウインドウズ9x系から2000まででは普通に使用できるが、XPのルナインタフェースでは使えない。XPでは「Windowsクラシック」テーマで使用しよう。
1. 使うとどんな感じになるかは、説明するより見た方が早い。ウインドウにパースが付き、上下左右に傾けられる。奥行きがあるようなデスクトップ空間がとても新鮮だ
2. 窓立て2をインストールすると、ウインドウ右上の一番左に窓を傾けるためのボタンが追加される。このボタンを押すと、ウインドウがアニメーションしながら奥に傾く
3. タスクトレイにある窓立て2のアイコンを右クリックし、「窓立ての設定」を選択すると、設定画面が表示される。「表示」タブの「ボタンの形状」はウインドウ右上に表示される窓立て2のボタンを真四角か横長から選択できる。「画面に対する傾き」ではウインドウを傾ける角度を指定する。「視点からの距離」では傾けたウインドウの大きさを指定する。「遠く」「とても遠く」を選択すると、より小さいサイズになる。「効果音」タブではウインドウを傾けるときに鳴らす音を指定できる