現在のインタフェースの流行として、立体感をいかにうまく出すか、というのがある。窓立て2もその流行に沿ったものとも考えられるが、ウインドウズXPはあまりこの点を重視していないようだ。立体感を出すのに一番簡単なのは、ウインドウに影を付けることだ。ここで紹介するY'z Shadowで影を付けることによって、各ウインドウがデスクトップから前面に押し出されて見え、また各ウインドウの前後関係もはっきりして立体感が高まる。平面のデスクトップをより広く感じることができ、使っていて心地よいお勧めツールだ。
Y'z Shadowは、付録CD-ROMからダウンロードできる。Y'z Shadowが有効になっている状態では、各ウインドウの縁に影が付き、その下の項目との立体感が高まる
Y'z Shadowのもう1つの見どころがメニューの透過処理だ。右クリックで表示されるコンテキストメニューや、ウインドウ上部の「ファイル」「編集」などのプルダウンメニューが透過表示される。便利であることもあるかもしれないが、とりあえず見ていてかっこいいし楽しい
ここで紹介するWindowFXを使ったカスタマイズの一番の見どころは、ウインドウの最大化/最小化のアニメーションを変更できる点だ。デフォルトのウインドウズでは、最小化するとタスクバーにすーっと収まって、最大化したときも元のウインドウの場所に戻る、どちらかというと地味なアニメーションがあるが、それをとても派手なものにできるのだ。シェアウェア登録前は2種類のアニメーションが用意されている。真ん中からウインドウが割れて扉が開くように左右に広がって消えるアニメーションと、くるくると回りながら奥へと消えていって最小化するアニメーションだ。
WindowFXは付録CD-ROMからダウンロードできる。デフォルトで最小化のアニメーションに設定されている「Open Doors」。ウインドウが真ん中から割れ、扉が開くように消える
設定の「Transparency(Windows)」を選択し、「Window Dragging」内の「Dragged windows appear semi-transparent」をチェックすると、ドラッグしているウインドウを透明化できる。シェアウェア登録すれば、もっと多くのカスタマイズができるようになる