ヤマハから新型AVアンプ「DSP-AX#59シリーズ」が登場した。iPod対応という新提案にデジタルオーディオ圧縮音源の音質を向上させる新技術、そして同社高音質技術を数多く盛り込んだ“音にこだわった”仕様に仕上がっている。シリーズ最上位「DSP-AX759」の実力をチェックしてみた。
「手ごろな価格のAVアンプで、音楽に身をゆだねる気持ちよさ、楽しさを味わって欲しい」昨年ヤマハが投入したDSP-AX757は、心地よく音楽を楽しむための“チューニング”を施しつつ、低価格かつ高機能なAVアンプとしての性格を併せ持つ製品に仕上がっていた。ヤマハの開発意図は、見事に製品の味となって結実していたと言える。
そして今年、その後継機として開発されたDSP-AX759は、アップルiPodとの組み合わせを意識した機能を盛り込みつつ、音楽を聴くオーディオアンプとしての性格付けも、より色濃いものとなった。
とかく機能ばかりが注目されがちなAVセンターの中にあって、昨年来の「ヤマハナチュラルサウンド」コンセプトをもっとも身近な価格帯で具現化しているのが、DSP-AX#59シリーズ。その最新モデルがどのような仕上がりなのか。早速、ヤマハ試聴室で確認してみた。
AVアンプは、サラウンド音声を含む映画の音響効果を最大限に引き出すことが本来の仕事だが、前作ではさらにそこから音楽性を重視した新しいAVアンプとしての価値を引き出そうとした。
今回のDSP-AX759はその価値をさらに拡大するため、アップルのiPodとの接続性を重視し、新たにiPodコントロール端子を装備。さらに“ミュージックエンハンサー”の実装により、iPodを対象にした音質改善の試みを施している。5月発売のiPod用ユニバーサルドック「YDS-10」は、iPodの“ドック”として機能。充電台として利用可能なことに加え、DSP-AX759側からのiPodの制御と音楽再生に対応する。
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提供:ヤマハエレクトロニクスマーケティング株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年5月31日