サムスンの液晶テレビ“Bordeaux”(ボルドー)シリーズが、デザイン・機能ともに大きく変貌を果たして「Bordeaux Plus」として登場した。定評あるデザインはさらに磨きをかけ、映像性能の進化やHDMI端子の増設で実用性も向上した。
サムスンの液晶テレビ“Bordeaux”(ボルドー)シリーズがモデルチェンジを遂げた。その名は「Bordeaux Plus」。初代モデルでは、赤ワイン用グラスのシルエットをモチーフとした“360度空間美学”が高い評価を得たが、この基本コンセプトは今回も継承されている。そのため一見すると、旧シリーズと新シリーズの間にほとんど違いはないように感じるのだが、実際にはデザイン・機能ともに大きく変貌を果たした。
メインとなるモデルは、従来と同じく40V型と32V型で、型番はそれぞれ「LN40R81B」「LN32R81B」となる。また、従来のBordeauxでは最近になって19V型が追加されたが、Bordeaux Plusでは最初から23V型(LN23R81W)をラインアップずみだ。しかも、この23V型が少し変わった存在となっている。つまり、ほかの全モデルで共通しているピアノブラックによるカラーリングではなく、ホワイトを採用したのだ。40V型や32V型ではリビングへの導入がほとんどなのに対し、23V型は個室や寝室など、プライベートな空間に設置されるケースが多いため、親近感を与える“白”が選ばれたのだろう。
今回試用したのは、ピアノブラックを受け継いだ「LN40R81B」だが、こちらもデザインの変更は随所に見受けられる。もちろん、従来と同じくスピーカーを本体内部に収納した機構のため、本体の基本骨格に差異はない。しかし、まずはこの“Hidden Speaker System”のボトム部分が、クリアな素材へと変更されている。Bordeauxでのブルー系カラーパーツとは異なり、設置場所によってさまざまな色合いが透過してくるので、これだけでもずいぶんと印象が違う。
その分、ピアノブラックにアクセントを添えていた“ブルーライン”が姿を消したわけだが、これは思わぬかたちで補われている。それが「ブルーライトエフェクト」と呼ばれるもので、写真のように、本体下の中央を内部から青く照らす仕組みだ。
さらに、このブルーライトエフェクトをどのように点灯させるかは、設定メニューの「光効果」で変更できる。「常時オン」「常時オフ」に加え、「スタンバイ時にオン」、あるいは「視聴時にオン」から選択可能だ。もちろん、オン・オフの際には、ゆっくりとフェードしてくれる。また、ホワイトカラーの「LN23R81W」では、ブルーではなくオレンジのライトエフェクトとなっているようだ。
ほかにもうひとつ、新たに導入された「タッチセンサーボタン」も、本体デザインの“変化”に貢献している。
タッチセンサーボタンは本体右端にあり、「・」「+」「−」といったマークが浮き彫りになっており、凸部に触れるだけでいい。タッチセンサーの感度も非常に良く、指がマークに接触すると同時に操作が実行される。
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提供:日本サムスン
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年9月30日