プロカメラマンに聞くデジカメ時代のフォトコン必勝法(2/2 ページ)

» 2007年11月12日 12時00分 公開
[PR/ITmedia]
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注目のフォトコン「Visaムービング・イメージ」とは?

 数あるアマチュア向けのフォトコンの中でも、今最もタイムリーな企画といえるのが、北京オリンピックの公式スポンサーであり、公認カード決済ブランドに指定されているビザ・インターナショナルが主催する「Visaムービング・イメージ」だ。

photo 数あるフォトコンの中でも、今の狙い目といえる「Visaムービング・イメージ」のページ

 応募資格は、アジア太平洋地域に住むVISAカード会員であれば誰でもOK(プロカメラマンは除く)。優秀者は来年の北京オリンピックに招待され、賞金総額はなんと2万5000ドル! 募集テーマと締め切りは、以下の4つ。このうち1つは既に締め切られたが、残りの3つはまだまだ間に合う。詳しくは、コンテストの専用サイト(http://www.visasupporters.com/movingimages/)を確認して欲しい。

Visaムービング・イメージ 募集テーマ

「より速く(Faster)」   締め切り終了
「より高く(Higher)」   11月12日締め切り
「より強く(Stronger)」 12月3日締め切り
「中国(China)」     12月31日締め切り


 審査員はアジア太平洋地域から招かれた5人の写真家で、日本からはITmediaのデジカメレビューやインタビュー記事でもおなじみの永山昌克氏が務めている。どんな作品を求め、どんな視点で審査するのか、ITmedia読者のためだけに永山氏が本音を明かしてくれた。

photo 永山氏の紹介ページ。そのほかの審査員は、ワン・ウェンラン氏とワン・ウェンヤン氏の兄弟フォトグラファー(中国)、アーネスト・ゴー氏(シンガポール)、トニー・イェイツ氏(オーストラリア)

 「このフォトコンはオリンピックの関連イベントですが、募集作品はスポーツ写真に限りません。風景や植物でも、子どもやペットでも構いません。“より高く”、“より強く”、“中国”のいずれかのテーマに沿ってさえいれば被写体は何でもOKです。また中国というテーマについては、必ずしも、今から締め切りまでの期間に中国に行って撮る必要はありません。例えば日本中に溢れている中国的なものでも、工夫次第で面白いモチーフになるでしょう」(永山氏)

 「Visaムービング・イメージ」の専用サイト(http://www.visasupporters.com/movingimages/)では、5人の審査員が、一般の募集と同じテーマで撮影した作品を見ることができ、5人のそれぞれが語る写真撮影の極意も掲載もされている。応募にあたっての参考になるだろう。ただ永山氏は「自分の作品と同じようなテイストの写真よりも、私には撮れない写真、私には思いつかないような視点を見てみたい」とも言う。

「ふだん私は中国の各地を訪れて写真撮影をしていますが、どんなに珍しい風景や変わったモノを撮ったからといって、面白い写真になるとはいえません。日本人には珍しくても現地の人にはありふれた光景だったりします。その逆もあるでしょう。私が好きな写真は、場所がどこであれ被写体が何であれ、撮影者自身がそれをどう見てどう感じたのか、撮った側の気持ちや気分が伝わる写真です」(永山氏)

 「Visaムービング・イメージ」の審査は、最後のテーマを12月31日で締め切った後に行われ、第1次選考の通過作品はVisa主催の展示会やオリンピック開催中の北京で展示される。また専用サイト(http://www.visasupporters.com/movingimages/)にも掲載され、ウェブギャラリーを訪れた人からの投票によっても賞が贈られる。写真好きの人にとっては、自分の作品を世界に向けて発信する絶好のステージになるに違いない。

photo 「Visaムービング・イメージ」に掲載の永山氏の作品の1枚。ほかにも、氏が撮り続けている少林功夫の秘蔵写真が見られる
photo 同じく永山氏の作品。テーマは「より高く」。今のところ掲載中の写真は数点だが、最終的には審査員1人につき20点のオリジナル作品が公開される予定だ
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提供:Visa International
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年12月31日