カード選びでは、容量に加えてスピードも重要なポイントだ。転送速度が遅いカードでは、連写の撮影可能枚数に制約が生じたり、動画撮影が途中で止まってしまうことがある。コンパクト機の連写の場合は、カードの速度が画像の書き込みや連写に与える影響はあまり大きくはないが、一眼レフ機の特にRAWモードを使う場合にはカードが高速であるほど快適操作が可能になる。
ただし、速いに越したことはないとはいえ、高速カードは比較的高価なのがネック。自分の使用目的と機材、予算を考慮しつつ、最適なカードを選ぶようにしたい。多くのメモリカードメーカーでは、低価格だが転送速度が遅めの「普及タイプ」と、高価だが転送速度が速い「高速タイプ」など、価格と性能別に複数のラインアップを用意している。
そんな中でも、今最も注目すべきメモリカードといえるのが、サンディスク「Ultra II」シリーズだ。サンディスクの製品には、高速タイプの「Extreme」シリーズや「Ducati」シリーズなどもあり、この「Ultra II」はいわゆる普及タイプの製品である。
ただし普及タイプにもかかわらず、新しく出た「Ultra II SDHC」は、従来製品の転送速度9〜10Mバイト/秒からさらに高速化し、最大で15Mバイト/秒を達成。1世代前の高速タイプと肩を並べるスピードであり、普及タイプでこの速さは画期的といっていい。
この新登場した「Ultra II SDHC」には、現在4Gバイトと8Gバイトの製品がある。前述した「大容量カード入れっぱなし」にはもってこいの容量だ。
「Ultra II SDHC」には「SDHC Plus」と呼ばれるUSB端子付きのタイプもラインアップされている。これは本体を折り曲げることでUSB端子が露出し、SDHCカードリーダを使わずにパソコンなどへの転送ができるというユニークで便利な製品だ。
メモリカードのトップメーカーであるサンディスク製品ならではのブランド力と信頼性の高さも見逃せない。同社のカードは、多くのデジカメとの互換性テストを実施しているだけでなく、デジカメメーカー側がカメラの性能を測るための基準品にしたり、推奨品に選んでいるカードでもある。しかも「Ultra II SDHC」の全製品は無期限保証付きだ。
できるだけ大容量のメモリカードが欲しい。ただし、たくさんの枚数を保存する大容量カードだからこそ、安心できる製品を使いたい。「Extreme」や「Ducati」を使うほどヘビーユーザーではないが、スピードも軽視したくない。そんなユーザーにこそ最適なのが「Ultra II SDHC」の3つの新製品だ。この春、高画素デジカメへの買い替えや買い増しを予定している人は、特に要チェックである。
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提供:サンディスク株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年3月24日