“AQUOS”のスマート技術でテレビの未来に触れる(L5編)賢いテレビを使ってみよう!(1/2 ページ)

シャープ“AQUOS”(アクオス)のL5シリーズや、25日に発表して話題を呼んだフリースタイルAQUOS F5シリーズでは、意欲的に“デジタル後”のテレビの在り方が提示されており、テレビは映像コンテンツを楽しむもので、それをいかに心地よく体験できるかが重要だ、ということを改めて実感させられた。この、テレビの“本質”をシャープがどう捉えているのか、AQUOSのL5とF5、それぞれを題材に考察してみたい。今回はまず、L5の“スマート化”についてチェックしてみる。

» 2011年08月29日 10時00分 公開
[浅井研二,PR/ITmedia]
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 テレビの新たな流れとして、“スマート化”が注目を集めている。そのひとつひとつの技術要素は、多くが以前から何らかのかたちで既にユーザーにも提供されていたものといえるが、デジタル放送への完全移行に加え、一般層へのスマートフォンの浸透による“スマート”や“アプリ”という概念の伝播などもきっかけとなり、話題に上ることが多くなっているようだ。

 テレビのスマート化、すなわち“スマートテレビ”という名称が一般的になりつつあるようだが、“スマートテレビ”とは新しいカテゴリーの製品というよりは、やはり、あくまでもテレビの本質の延長線上にあるものと考えたい。つまり、もともとテレビは放送やその録画番組を中心とする映像コンテンツを楽しむためのものであり、それをいかに快適に心地よく体験させてくれるかが重要ではなかろうか。

 それを実現しているのがシャープの“AQUOS”(アクオス)のL5シリーズであり、25日に発表されたF5シリーズだ。

シャープ“AQUOS”(アクオス)のL5シリーズ(左)とフリースタイルAQUOS F5シリーズ(右)

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 シャープから発売された“AQUOS”(アクオス)のL5シリーズは、テレビの本質である映像を存分に楽しめるよう、同社の最新技術をふんだんに盛り込んだAQUOSの最上位モデルである。同社独自の4原色技術「クアトロン」と「ハイスピードUV2A」、そして新たに、液晶パネルの駆動に合わせて、LEDバックライトを高速にオン/オフすることで残像を低減する「240Hzスキャン」を採用した。AQUOSの真骨頂といえる色鮮やかな画質に加え、動きの速い場面においてもくっきりと観やすい映像表現。もちろん、これらの技術は、3D表示時の映像品質向上にも貢献しており、THXのホームシアター用ディスプレイ規格(THX Certified Display Program)認定に加えて、L5シリーズでは「THX 3D認定ディスプレイ規格」も取得済みだ。

 こうした基本の部分をきちんと練り上げたうえで、“スマート化”にも本格的に取り組んだ製品。それこそが、L5シリーズなのである。

徐々に賢くなってきたテレビ

 もともとデジタル放送が開始された時点、つまり、ずいぶん以前からテレビはいくらかスマートになっている。テレビ画面上で簡単に呼び出せる電子番組表を利用したり、あるいはもっと単純に、今観ている番組名の表示、あるいは番組の内容や出演者を確認することも可能だ。いまでは当たり前のように使っているが、これがあるのとないのとでは利便性に大きな差があることは疑いようのない事実だろう。

 また、デジタル放送にはデータ放送も含まれており、ニュースや天気予報といった情報をいつでも確認できるほか、双方向機能で視聴者が参加した楽しむ番組などもすでに早い時期から試みられている。一方、最近では多くのテレビがアクトビラをはじめとするテレビ向けVODサービスに標準対応しており、インターネット接続でテレビ放送以外の映像コンテンツも広く楽しめるようになった。

 こうした状況の中で、テレビに求めるさらなるスマートさとは何だろう。L5シリーズが新たに試みている機能を1つずつ確認していくと、その答えが、そして、テレビが目指すべき方向がいくらか見えてくる。

 電子番組表が利用できるといっても、そのデザインや操作の流れはさまざまであり、まだまだ改善の余地はあると誰しも感じているに違いない。まず、L5シリーズでは番組表のデザインを一新しており、表示の色分けを工夫したり、選択中の番組を自動的に大きく表示することで、従来よりも見やすくなっている。

 また、テレビを存分に楽しむという点においては、番組の見逃しを防いでくれることも“スマートさ”の一環といえるが、AQUOSでは従来から、いつも見ている番組(その曜日・時間帯に視聴履歴が多い番組もしくはジャンル)を学習してくれる「常連番組」機能を用意しており、リモコンの常連番組ボタンを押したり、電源を入れたときに自動選局する機能もある。

「AQUOSインフォメーション」。見逃し防止のための放送番組通知にくわえ、L5シリーズでは「AQUOS PHONE」(対応機種)への着信やメールも通知してくれるようになった

 さらに、これは従来機種である「Z5シリーズ」、あるいは“フリースタイルAQUOS”「FE1シリーズ」にも搭載済みだが、画面右下にさまざまな情報をポップアップウィンドウで表示してくれる「AQUOSインフォメーション」は、より積極的に番組見逃し防止をサポートしてくれる役割を果たすものだ。テレビ視聴時に、現在放送中の常連番組があれば教えてくれたり、「今日・明日のおすすめ番組」(番組表の検索画面で入力したキーワードをもとに判断)を自動的にピックアップして表示してくれる。

 ネット関連サービスについては、従来は「AQUOS.jp」がオーナーズラウンジ(ポータルサイト)として提供され、そこから「Yahoo! JAPAN for AQUOS」や「アクトビラ」「ひかりTV」などのVODサービスへリンクしていたが、これを「AQUOS City」という名称で一新。動画共有サイト「YouTube」(Google)、写真保存・共有サイト「my Picturetown on TV」(ニコン)、スーパーなどの電子チラシ情報サイト「Shufoo!」(凸版印刷)、カタログショッピングサービス「カタログデパートパラリー」(凸版印刷)、好奇心グラビアマガジン「kumukumu」(インフォリーフ)なども大画面視聴&リモコン操作で利用できるようになった。有料サービスのVODタイトルの横断検索などといった機能も提供されている。

「AQUOS City」。これまで本体機能として提供されていた「見守りサービス」もここからアクセスする

 これらはテレビの本来の機能ではなく、新たな楽しみ方や利便性を追加するものだが、「AQUOS City」は単なるWebサイトリンク集でも、スタティックなサービス群でもなく、シャープ独自のAQUOS向けサービス/アプリケーションの提供の場としても位置づけられており、今後も拡充が図られていくという点が重要といえるだろう。しかも、実は前述の「AQUOSインフォメーション」も、「AQUOS City」のサービスの1つとして連携して提供されるものである。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年9月11日