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» 2014年02月05日 10時00分 公開

野村ケンジのPCオーディオ活用術:プロ用モニターの系譜――フォステクス「PM0.1」でPCの音をステップアップ! (2/2)

[野村ケンジ,PR/ITmedia]
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 「PM-SUBmini」は、200(幅)×185(高さ)×233(奥行き)ミリという、設置場所をそれほど選ばないコンパクトさを実現しつつも、網目が大きく重量のある高剛性グラスファイバー素材の130ミリウーファーユニットと最大50ワット出力を誇るデジタルアンプ、密閉型エンクロージャーなどを採用することで、「PM0.1」や「PM0.3」にピッタリの重低音を実現したサブウーファーだ。また、利用空間の音質的な影響や音色の好みに配慮し、ボリューム調整に加えてクロスオーバー周波数(60〜150Hz)を調整するFREQUENCYダイヤル、位相を反転させるフェイズスイッチも装備されている。

クロスオーバー周波数(60〜150Hz)を調整するFREQUENCYダイヤルも装備

 また使い勝手の面でも細かい配慮が見られる。オートスタンバイ機能は、約15分間信号が入力されないとスタンバイモードとなり0.5ワット以下まで電力消費を抑えてくれる(再び信号が入力されると通常動作状態に戻る)。またサブウーファーを使わないときでもメインスピーカーへのRCAスルー出力が利用できるなど、さまざまな使い方に対応できる仕様だ。

低域の解像度感が明らかに向上してご満悦の野村氏

 では、「PM0.1」+「PM-SUBmini」のサウンドを聴いてみよう。今回は試聴スペースが比較的広かったため、「PM-SUBmini」を左メインスピーカーの斜め後方にレイアウト。このくらいの近距離だと、がぜん「PM-SUBmini」の特長が生かされ、なかなかの実力を発揮してくれる。フェイズスイッチを正相、FREQUENCYは10時〜11時くらいの位置(80Hz〜90Hzくらいのクロスオーバー周波数)にすると、「PM0.1」の低域の解像度感が明らかに向上し、ベースのアタックが力強い。響きもずいぶんと整ってくれるため、グルーヴ感の高い、ノリの良いサウンドを聴かせてくれるようになった。これはいい。最初は「PM0.1」だけでも構わないが、スペースに余裕があれば「PM-SUBmini」と組み合わせて使用することをお勧めしたい。

実はUSB-DACだったボリュームコントローラー?

 さらにもう1つ、「PM0.1」の音質向上に有効な手段がある。それはUSB-DACの導入だ。

 周知の通り、PC純正のオーディオ環境は音質的にみて決して理想的とはいえない。あまりコストをかけられないオーディオ回路をノイズだらけのPC筐体に詰め込んでいるのだから仕方のない面もあるが、それだけにちょっとした追加投資で大きく変わる。例えばオーディオ専用のDAC(Digital to Analog Converter)を搭載した外付けのUSB-DACを導入することで、大幅な音質向上を図ることができる。もちろん、手持ちのUSB-DACがあればそれを利用してもいいが、フォステクスには「PC100USB」というユニークな製品があった。

ボリュームコントローラーとして販売されている「PC100USB」。実はUSB入力とアナログ出力、ヘッドフォン出力を持つUSB-DACである

 「PC100USB」は新製品ではない。パワードモニタースピーカーの音量調整を目的とした“ボリュームコントローラー”という位置づけで、数年前から販売されているものだ。しかし、実はUSB入力と専用オーディオ回路を持つ立派なUSB-DACだったりする。PCオーディオが注目を集める前に登場した製品なので、対応するフォーマットはPCMの48kHz/16bitまでとなるが、標準価格で8000円(税抜き)とかなり手頃。手軽にPCオーディオを始めるにはもってこいの製品だろう。また、ボリュームコントローラーが背面にレイアウトされている「PM0.1」では(というよりもモニタースピーカー全般にとっては)、ダイヤル式のボリュームノブが手元にくるので便利だ。

システム全容

 66(幅)×44(高さ)×70(奥行き)ミリというサイズもかさばらず、「PM0.1」のミニマムなPCスピーカーシステムとの相性も良い。ちょっとプロっぽい気分になれるデザインもうれしい。

プロっぽい気分になれる

ちょっと衝撃を受けた野村氏

 実際のサウンドを聴くと、ちょっとした衝撃を受けるくらいのグレードアップを実感できた。S/N感と抑揚表現の細やかさが、“PC直挿し”とは格段に違う、誰もがハッキリと違いの分かるレベルで向上してくれるのだ。音楽がとてもダイナミックに、かつ明瞭(めいりょう)に聴こえるようになるので、とても楽しく感じる。そしてUSB-DACを足して音が見違えるスピーカーというのは、つまり素性の良い製品ということで、標準のアナログ入力だけで使っていてはもったいと思う。「PM-SUBmini」による低域のボリュームアップも魅力だが、「PC100USB」のハッキリと違いが分かる音質向上やコストパフォーマンスの高さは大きなアドバンテージ。とりあえずUSB-DACを試してみたい、または手元でボリュームをコントロールしたいという人は、是非こちらを試してみてほしい。

 一方、せっかくだから本格派のUSB-DACを導入したい、最新のハイレゾ音源に対応した製品が欲しい、という人には、同社のヘッドフォンアンプ内蔵USB-DAC「HP-A4」をお勧めしておこう。こちらは、113(幅)×34(高さ)×155(奥行き)ミリというコンパクトなサイズながら、最高192kHz/24bitまでのリニアPCMと5.6MHzのDSDファイルに対応する製品だ。音質的にも格段の向上が見込める上、ヘッドフォンでもクオリティーの高いサウンドで楽しめるようになる。

ヘッドフォンアンプ内蔵USB-DAC「HP-A4」

 このように「PM0.1」は、コンパクトなサイズからは想像できない堂々としたサウンドと、既存のPCスピーカーと変わらない使い勝手の良さ、さらには拡張性も考慮された見事なパッケージングなど、多くの魅力が詰まった完成度の高い製品だった。是非ともそのサウンドを、皆さんにも体験してほしい。

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