運動の際、心拍数を把握することのメリットは何か。“健康”が気になりだした人のための専門サイト「ITmediaヘルスケア」の杉本吏編集長によると、キーワードは「目標心拍数」と「運動強度」だという。
「運動を始めるときには、まず自分の目的をはっきりさせることが大事です。健康のために体を動かすのか、ダイエットをしたいのか、あるは将来的にフルマラソンを走りたいのか。目的に合わせて運動強度を定めると、『カルボーネン法』と呼ばれる計算式で最適な心拍数の数字が出せます」
運動強度は、運動で体にかかる負荷を数値化したもので、0〜100%で表示される。いわゆるジョギングやランニングといった有酸素運動は50%から70%といわれており、それ以上になると無酸素運動となってしまう。自分にあった運動時の心拍数を割り出し、それを意識して運動すれば、効率的にトレーニングできるという。
目標心拍数=運動強度×(最大心拍数ー安静時心拍数)+安静時心拍数
例えば、35歳の男性がダイエットのために走りたいケース。「計算には、まず最大心拍数が必要になりますが、これは一般的に数字の“220”から年齢を引けば良いといわれています。35歳なら185です。もう1つの安静時心拍数は、SoundSport Pulseで測れば良いでしょう。仮に安静時心拍数を60として、運動強度50%のジョギングをする場合、0.5(運動強度50%)×(最大心拍数の185ー安静時心拍数の60)+安静時心拍数の60で、目標心拍数は122.5。つまり、運動時には1分間の心拍数を120前後に保つと効率的です。アプリで心拍数を確認して意識的に脚を早めたり、逆にゆっくりにしたりして自分のペースを把握すると良いでしょう」
また50歳の男性が健康維持のために軽い運動をしたい場合。同様に計算すると運動強度40%で目標心拍数は104となる。これは、ちょっと息が弾む程度のウォーキングに相当する。
「SoundSport Pulseのように耳の静脈で計測する心拍数は一番正確といわれています。後は運動を継続するためにフィットネス用アプリと連携させると便利ですね。消費カロリーなどより分かりやすい指標も計算して出してくれます」
Boseが提供しているアプリ「Bose Connect」は直感的に操作できるシンプルさが魅力だが、表示できるデータはリアルタイムの心拍数だけ。またデータの蓄積にも対応していないため、継続して運動する場合にはより本格的なアプリがおすすめだ。有名どころでは「Rantastic」「Runkeeper」「MapMyRun」「Endomondo」などが挙げられるが、実はBoseもこれらのアプリとSoundSport Pulseとの連携動作を確認済みだ。つまり、これらのフィットネスアプリでは“外部心拍数モニター”としてSoundSport Pulseを活用できる。
このうち、Runtasticで外部の心拍数モニターを連携させるには、有料の「Runtastic PRO」(600円、税込)を購入する必要があるが、Runkeeperは無料でも使える機能が多く、これから運動を始めてみたい人にも適しているという。さらに、これらのアプリを介してアップルの「ヘルスケア」にデータを取り込むことも可能だ。
「最近のフィットネスアプリは、SNSと連携したり、音楽再生に対応したりと、それぞれユーザーの“やる気”を継続させる仕組みを加えています。興味のある方は、SoundSport Pulseと一緒に使いやすいアプリを探してみてはいかがでしょうか」
良好な音質と信頼性の高い心拍数センサーで運動する人をサポートするSoundSport Pulse。数あるワイヤレスイヤホン、スポーツイヤホンの中でも実用性と音質はピカイチだ。これから運動しようと考えている方にはぜひ注目していただきたい。
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提供:ボーズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月29日