これはもう身につけるプライベートシアター!! 有機ELパネルで進化したエプソン“MOVERIO”(モベリオ)「BT-300」の実力本田雅一のウェアラブルスタイル(1/3 ページ)

3世代目となる“MOVERIO”(モベリオ)「BT-300」は、新たに有機ELパネルを採用したことで大幅な画質向上とヘッドセット部の軽量化を実現。映像を楽しむためのデバイスとしても見逃せない存在になった。

» 2016年12月01日 10時00分 公開
[本田雅一PR/ITmedia]
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 エプソンの“MOVERIO”(モベリオ)シリーズは、さまざまなメガネ型電子デバイスが登場した中でも、もっとも”タブレット端末”に近いデバイスだ。画面に直接タッチすることはできないが、Androidを搭載するスマートフォンやタブレットに相当する機能を備えている。異なるのは画面表示に用いられるのがディスプレイではなく、レンズへの投射という点だ。透明なレンズが入ったメガネの向こう側に、プロジェクターに投射された映像が見えるかのように目に飛び込んでくる。

“MOVERIO”の最新モデル「BT-300」は11月30日発売予定。価格はオープンプライスで、店頭では8万円台後半になる見込み

 今回の新製品でMOVERIOは3世代目となるが、従来製品では2つの点が気になっていた。1つはヘッドセット型のデバイスとしてはサイズや重さが大きいこと。もう1つは画質面で、映像作品や写真を楽しむため、もっとコントラストや明るさが欲しいと思っていたことだ。しかし、新モデルの「BT-300」は、その両方に対して大きな改善が見られる。

 MOVERIOはAndroidをOSとして採用し、ディスプレイにメガネ型デバイスを使う装置。コンピューター部分はコントローラー側に収められ、ヘッドセット側にはカメラとディスプレイ部を搭載しているが、本機は徹底した小型・軽量化の結果、ヘッドセット部分の重量をわずか69gに収めた。これはLサイズの鶏卵とほぼ同じ重さだ。

コントローラーは上部が十字キー、下部がトラックパッドになっており、UI上のポインターを自由に動かせる。側面にはmicroSDカードスロットを設けている
カメラは500万画素

 軽量化に加え、本体を支える鼻パッドやツルの部分にも改良が加えられ、その重さをほとんど意識しなくて良くなっている。なお、メガネをかけている人向けとして、専用の鼻パッドが同梱(どうこん)される。鼻パッドで高さを出してメガネフレームを避ける仕組みだ。

右側がメガネをしている人向けの鼻パッド

 装着感は上々で、長時間使えといわれても抵抗がないレベル。と、このように書くと素っ気ないが、本機を装着したまま歩き回ったとしても不快さを感じない、といえば感覚が伝わるだろうか。

 実際に本機を装着したまま街中を歩くと操作やコンテンツに気を取られてしまう可能性があるため推奨はできない。しかし、例えば新幹線や国際線の旅客機など長時間の移動では快適に使い続けることができる。筆者はふだんからメガネをかけているのだが、メガネの上にBT-300を装着しても不快感は感じなかった。

外の風景が透過して見える(画面はイメージです)

 もっとも、そんな装着感もBT-300の画質が悪ければ無意味となる。ところが、長足の進化を遂げた装着感の改善を上回るほど、驚きの進化を見せたのが画質なのだ。先代モデルを使用したことがあるユーザーなら、思わず声を上げてしまうほどの高画質である。

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提供:エプソン販売株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月14日