ついに光学式手ブレ補正機能を搭載したサイバーショット“W”「DSC-W80」
ソニーがエントリークラス向けとして定評あるサイバーショット“W”に新製品「DSC-W80」を追加。ついに手ブレ補正機能が搭載された。
ソニーは2月28日、デジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-W80」を4月20日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万3000円前後。
新製品はエントリーユーザーを対象とした「W」シリーズとしては初めて、光学式手ブレ補正機能を搭載。ISO3200の高感度撮影機能も既存モデルから踏襲しており、「光学式手ブレ補正機能+高感度撮影」の2要素で手ブレや被写体ブレを抑制、快適な撮影を可能としている。
同時発表されたDSC-T100、DSC-T20、DSC-H7(関連記事)と同じく、内蔵チップによるフルHDの静止画出力機能や顔認識機能、新画像処理エンジン「BIONZ」などを備えている。オプションのクレードル「CDD-HD1」に対応しており、組み合わせればハイビジョンテレビへの映像出力も容易に行える。
カメラらしい使い勝手のため、背面左上部には光学ファインダーが設けられているほか、静止画/動画/シーンセレクトなど利用頻度の高い撮影機能は「モードダイヤル」を回すだけで利用可能。モードダイヤルは回すと説明が表示されるようになっており、初めてデジカメを使うユーザーにも配慮されている。
CCDは1/2.5型720万画素「Super HAD CCD」。レンズは光学3倍のカールツァイス「バリオ・テッサー」。焦点距離は35ミリ換算で35〜105ミリ、F値は2.8〜5.2。BIONZの搭載によって動作も高速化されており、約1.5秒で起動し、約0.3秒のシャッターラグで撮影が行える。背面液晶は現行モデル「DSC-W50」と同様の2.5インチ。
サイズは91(幅)×58(高さ)×22.9(厚さ)ミリ、約155グラム(撮影時重量)。撮影可能枚数は約340枚(CIPA基準)。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | DSC-W80 |
---|---|
CCD | 1/2.5インチ 有効740万画素 |
レンズ | カール ツァイス「バリオ・テッサー」 |
ズーム | 光学3倍 |
焦点距離 | 5.8ミリ〜17.4ミリ(35ミリ換算:35ミリ〜105ミリ) |
ISO | オート/100/200/400/800/1600/3200 |
記録フォーマット | 静止画:JPEG/動画:MPEG-1 |
撮影モード(静止画) | 3072×2304/3072×2048/2592×1944/2048×1536/1920×1080/640×480 |
撮影モード(動画) | VXファインモード(640×480、30fps)/VXスタンダートモード(640×480、約17fps)/ビデオメール(320×240、約8fps) |
記録メディア | メモリースティックDuo/PRO Duo(内蔵メモリ約31Mバイト) |
背面液晶サイズ | 2.5インチ |
本体サイズ | 91(幅)×58(高さ)×22.9(厚さ)ミリ、約155グラム(撮影時重量) |
撮影可能枚数 | 約340枚(CIPA基準) |
本製品については、昇華型プリンタ(ハイビジョンテレビへの静止画出力機能付き)をセットにした「DSC-W80HDPR」も4月27日より販売される。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。撮影した画像をテレビで鑑賞しながら、リモコンの「プリント」ボタンを押せば簡単にプリントできる。
プリンタは赤・青・黄色各色256色階調の昇華型熱転写式。プリント時には同社独自のラミネート加工技術「スーパーコート2」が施されるため、光や水にも強い。印刷速度はL判で約53秒/1枚、ポストカードサイズで約59秒/1枚。
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