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ソニー・Samsung連合、第8世代液晶パネル量産開始
ソニーとSamsung Electronicsの合弁会社・S-LCDは、第8世代(約2200×約2500ミリ)液晶パネルの量産出荷を始めた。秋からの予定を早めた。
ソニーと韓国Samsung Electronicsの合弁会社・S-LCDは8月28日、第8世代(約2200×約2500ミリ)液晶パネルの量産出荷を始めた。秋からの予定を前倒しした。
世界最大サイズの第8世代パネルで、46V型なら8枚、52V型なら6枚取れる。今年末までに、月産5万枚の量産体制を確立する予定。Samsungとソニーの46V型と52V型のフルハイビジョン液晶テレビに搭載する。
生産ラインは、両社が2000億円を投じて韓国に建設した(関連記事参照)。
液晶テレビ市場でライバルとなるシャープは、第8世代工場を昨年から稼働しており、今年8月1日には、第10世代の液晶パネルを生産する新工場を2010年3月稼働を目指して着工すると発表している。(関連記事参照)。
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