ニコン、12メガCCDのシリーズ最上位「COOLPIX P5100」
ニコンは機能性重視のコンパクトデジカメ「COOLPIX P5100」「COOLPIX P50」、使いやすさ重視の「COOLPIX L15」「COOLPIX L14」を発売する。
ニコンは8月30日、機能性重視のコンパクトデジカメ「COOLPIX P」の「COOLPIX P5100」「COOLPIX P50」を9月21日より、使いやすさを重視した「COOLPIX L」シリーズの「COOLPIX L15」「COOLPIX L14」を10月より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープンで、実売想定価格はCOOLPIX P5100が4万5000円前後、COOLPIX P50が3万円前後、COOLPIX L15が2万5000円前後、COOLPIX L14が2万円前後。
COOLPIX P5100は同時発表のCOOLPIX S700(関連記事)と同様、同社コンパクトデジカメとしては初めて有効1210万画素CCD(1/1.72型原色CCD)を搭載するCOOLPIXブランドのフラグシップ機。レンズには光学3.5倍ズームニッコールレンズ(35ミリ換算35〜1236ミリ相当)を備えており、レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機構と最高ISO 3200の高感度撮影でブレを抑える。
露出モードやシーンモードを明示的に設定できる「モードダイヤル」と各種メニューを選択できる「コマンドダイヤル」を備え、撮影者の意図を素早く反映できる。アクセサリーシューを備えており、「SB-400」や「SB-600」などの外付けストロボが装着可能だ。ワイコン「WC-E67」やテレコン「TC-E3ED」も装着できる(アダプターリング「UR-E20」併用)。
COOLPIX P50は有効810万画素CCD(1/2.5型原色CCD)に広角28ミリ相当スタートの光学3.6倍ズームニッコールレンズ(35ミリ換算28〜102ミリ)を組み合わせる。クラシカルなデザインながら、直感的な操作が可能なモードダイヤルや単三形乾電池対応など、手軽に撮影を楽しめる機能を盛り込んでいる。
いずれも顔認識機能「顔認識AF」や赤目軽減機能「アドバンスト赤目軽減」、暗く映った部分を自動補正する「D-ライティング」を備える。顔認識AFは「顔認識AF2.0」に進化しており、背景とのバランスを配慮しながら顔の明るさを自動調節してくれる。そのほかにも、15種類のシーンモードも用意する。
COOLPIX L15/L14はホールドしやすいデザインのデジカメ初心者向けモデル。COOLPIX L15はシャッタースピード約3段分の補正効果があるレンズシフト式手ブレ補正(VR)機能を搭載する。
撮像素子はCOOLPIX L15が有効800万画素CCD、COOLPIX L14が有効710万画素(いずれも1/2.5型原色CCD)。レンズはCOOLPIX L15が35ミリ換算35〜105ミリ、COOLPIX L14が35ミリ換算38〜114ミリ。いずれもISO1000までの高感度撮影が行える。
いずれも電源には単三形乾電池が利用可能。アルカリ乾電池2本でCOOLPIX L15は約160枚、COOLPIX L14は約1000枚の撮影が行える。サイズはCOOLPIX L15が約91(幅)s×61(高さ)×29.5(厚さ)ミリ、約125グラム。COOLPIX L14が90(幅)×61.5(高さ)×27(厚さ)ミリ、約115グラム。
関連記事
- ニコン、世界最小の“プレミアム”コンパクト「COOLPIX S510/S700」
ニコンがステンレス素材を使用した質感あふれる“プレミアムコンパクト”COOLPIXの新製品を発表。クラス最小は譲らず。12メガCCDモデルも用意。 - 無線LANモデルも用意、滑らかスリムなニコン「COOLPIX S51/S51c」
ニコンが滑らかなスリムデザインのコンパクトデジカメ「COOLPIX S51/S51c」を発表。無線LAN搭載モデルの「S51c」は無線利用時の利便性が向上している。 - 写真、解放:ニコンが無線LAN対応フォトサービス「my Picturetown」開始
ニコンがコンパクトデジカメ「COOLPIX」の新製品を発表。無線LAN搭載機種も用意され、“写真を楽しむ”画像保存・共有サイト「my Picturetown」も開始された。 - デジカメ×無線LANで広がる楽しさ――ニコン「COOLPIX CONNECT」説明会
ニコンが無線LANを使ったフォトサービス「COOLPIX CONNECT」のプレス向け説明会を開催。デジカメと無線LANで広がる“写真コミュニケーションの楽しさ”とは? - 薄型おしゃれボディに無線LAN搭載モデルも――ニコン「COOLPIX S50/S50c」
ニコンは、スタイリッシュな薄型コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S50」を発表した。また、同一デザインで無線LANを内蔵した「S50c」もラインアップ。いずれも4月に発売する。 - ニコン、1000万画素+高感度のコンパクトデジカメ「COOLPIX P5000」
ニコンは、デジタルカメラの新製品「COOLPIX P5000」を3月16日に発売する。有効1000万画素CCDやレンズシフト式手ブレ補正機構を搭載した機能性重視モデル。 - 小さく、速いプレミアムコンパクト、ニコン「COOLPIX S500」登場
ニコンは、手ブレ補正(VR)機構搭載の“プレミアムコンパクト”デジカメ「COOLPIX S500」を発表した。 - ニコンが「COOLPIX」ブランドを強化、新製品7機種リリース
ニコンは、デジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの発売10周年を機に、ブランド戦略を強化すると発表した。あわせて7機種の新製品をリリース。 - アルミボディの薄い奴――「COOLPIX S200」発表
ニコンは「COOLPIX S」シリーズの新製品として、アルミ合金製の薄型ボディを採用した「COOLPIX S200」を3月に発売する。 - ニコン、乾電池が使えるエントリーモデル「COOLPIX L12/L11」
ニコンは、単三形乾電池2本で動作するコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX L12/L11」を発表した。旅先などでも簡単に調達できるのが魅力だ。 - 手ブレ補正に対応したレンズ回転デジカメ――「COOLPIX S10」
ニコンの光学10倍ズーム機「COOLPIX S10」を使ってみた。今や希少なレンズの回転機構を持ち、フリーアングルからの撮影を楽しめるカメラだ。新搭載した手ブレ補正や最高ISO800の高感度モードが役立つ。 - スイバル+10倍ズームはデジカメの楽しさ――ニコン「COOLPIX S4」
ニコンの「COOLPIX S4」は、スイバルデザイン採用機としては約2年ぶりのデジカメ。レンズ部分が回転する機構と光学10倍ズームで、デジカメらしい自由な構図での撮影が可能だ。 - ニコン、手ブレ補正や無線LANなど薄型スタイリッシュ「COOLPIX S」3機種
ニコンが、薄型スタイリッシュモデル「COOLPIX S8」「同 S7」「同 S7c」を発表。S7/S7cは3インチ液晶ディスプレイを搭載、S7cは無線LANも装備した。 - ニコン、エントリーデジカメ「COOLPIX L」に手ブレ補正搭載モデル
ニコンがコンパクトデジカメ「L」シリーズの新製品「COOLPIX L5」「COOLPIX L6」を発表。L5は手ブレ補正機機能、L6は乾電池で1000枚撮影可能なスタミナ性能を備えた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.