ビクター、「倍速GENESSA」搭載の32V型WXGAモデル
日本ビクターが、32V型/WXGAパネルながらもフルHD用の倍速駆動回路「倍速GENESSA」を搭載したハイビジョン液晶テレビ“EXE”「LT-32LC305」を発売。
日本ビクターは2月5日、32V型パネルを搭載した液晶テレビ「LT-32LC305」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は20万円前後。
32V型・WXGA(1366×768ピクセル)の液晶パネルを搭載しながらも、フルHDパネル用に開発された倍速駆動高画質エンジン「倍速GENESSA」を備えたモデル。1秒あたり60コマで構成されている映像に対し、独自のアルゴリズムで倍となる120コマのハイビジョン映像を映し出すことが可能となっており、これによって残像感を低減し、スポーツ番組や文字テロップなど動きの速い映像も美しく映し出す。
「倍速GENESSA」は倍速駆動を行うだけではなく、映像の輝度分析に基づくバックライトの制御も同時に行うため、暗部の黒をひきしめながら最適なコントラストを作り出し、メリハリのきいた映像も作り出す。そのほか、部屋の明るさと映像内容にあわせた画質と音質を自動設定する「明暗ボタン」や、音声の左右や高低、速度を調節することで聞き取りやすさを高める「きき楽」機能なども備える。
フレームをスリム化することでデザイン性を高めたほか、スピーカーをパネル下に配置してスッキリとしたデザインを実現。スピーカーは左右独立構造のバスレフ型で、音響心理学に基づいた高音質化技術「MaxxAudio」も実装されている。
インタフェースにはHDMI×3のほか、D4×1、コンポーネント×1、コンポジット×1などを用意。チューナーは3波対応のデジタルチューナーで、デジタルテレビ向けのネットワークサービス「アクトビラ・ベーシック」にも対応している。サイズは80(幅)×59.2(高さ)×10.7(奥行き)、13.2キロ(いずれもスタンド含まず)。
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