レビュー
超高画質を求める人向けの個性派デジカメ――シグマ「DP1」:レビュー(4/6 ページ)
一眼レフ用CMOSセンサー「FOVEON X3」を搭載し、銀塩写真なみの画質が再現できるというシグマの「DP1」。その実力はどうなのか、たっぷりの作例とともに見てみよう。
作例(1)――RAWとJPEG
まずはJPEGで撮った写真を1枚どうぞ。
それを同じ位置からRAWで撮って現像してみる。
RAWデータを「SIGMA Photo Pro」で現像中。WBをちょっと整え、彩度をあげ、X3 Fill Light(暗部を持ち上げてダイナミックレンジを広く見せる機能)を少しかけてみた。機能はシンプルで使いやすいが、ちょっと処理は重い。元データ(X3Fファイル)に現像パラメータを書き込むことができる
そしてJPEGで出力。彩度を上げても破綻しないので、こんなにこってりした絵をとれる。等倍で見てほしい。ディテールがすごくしっかりしていて解像感があるのもうれしい。青空に浮かぶ月も、たまたま写り込んだ鳥もきれいに見えている。これはすごい
SIGMA Photo Proでは2倍サイズ出力機能がある。2倍といっても、縦横それぞれ2倍なので、画像サイズとしては4倍(1800万画素相当)になる。ディテールは劣化するが、元がしっかりしているので、用途によっては便利そう
同じような例をあと2つ。
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