小さいけど“できる録画テレビ”、日立が2機種をリリース:DLNA対応
日立コンシューマエレクトロニクスは、22V型と26V型の“録画テレビ”を3月上旬に発売する。小さいながらも上位機に近い録画/ネットワーク機能を装備。新IPSパネルにエッジ型LEDバックライトを採用した。
日立コンシューマエレクトロニクスは1月25日、“Wooo”の新製品として、250GバイトのHDDを内蔵し、iVポケットを備えた“録画テレビ”2機種を発表した。3月3日に発売する予定で、価格はオープン。店頭では、22V型の「L22-HP05」が11万円前後、26V型の「L26-HP05」が13万円前後になる見込みだ。
小さいながらも上位機に近い録画/ネットワーク機能を備えているのが特徴。加ViXS Systems Inc.のH.264トランスコーダー「XcodeHD」を搭載しており、最大8倍の長時間モード(TSX8モード)なら、内蔵HDDに約200時間の録画が可能になる。また内蔵HDDのほかにiVDR対応の「iVポケット」を装備。容量が足りなくなった場合には別売のカセットHDD「iVDR-S」を追加してストレージを拡張できるほか、内蔵HDDからのダビングにも対応する。
録画番組には、独自のシーン解析アルゴリズムにより、自動的にチャプターを設定。番組の頭出しが簡単に行える「いいとこジャンプ」、音楽番組の歌い出しやスポーツ中継の見どころを探しやすい「みどころシーンサーチ」といった機能も搭載している。
また、DLNAに対応したAVネットワーク機能や「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」といった動画配信サービスもサポート。ブロードバンド回線があれば、ハイビジョン画質の動画を楽しめる。
地上/BS/CS110度の3波対応デジタルチューナーを搭載。液晶パネルは、どちらのモデルもWXGA(1366×768ピクセル)の新IPSパネルで、これにエッジ型のLEDバックライトを組み合わせた。LEDは画面の下端のみに搭載しており、導光板を使って画面全体に光を回す仕組み。CCFLタイプを採用した同社従来機種(L26-HP05)に比べ、年間消費電力量を9%削減したという。
このほか、自動画質調整機能「インテリジェント・オート高画質」や“日立の樹”をイメージした「照明環境&エコ効果メーター」も搭載。テレビ前面のセンサーで室内の明るさや照明の色を判別、番組のジャンルやシーン情報を解析して自動的に画質を調整する。
HDMI入力は3系統で、ほかにD4端子、光デジタル音声入力などを備える。
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