写真で解説する「AQUOS クアトロン」(3/3 ページ)
シャープの「AQUOS クアトロン」は、初の4原色技術を採用した新基軸の液晶テレビ。7月には店頭に並ぶ3シリーズを写真中心で解説してみよう。
専用の3Dメガネにもユニークな機能を搭載した。それは、3D視聴時に「2D/3D」ボタンを押すと、片方の映像をキャンセルして2Dで視聴できるというもの。「家族など複数人数で3D映画を見ているとき、自分だけ2Dにしたい場合に利用できる」(同社)。3D映像は、体調などによっては長時間の視聴で気分が悪くなることもあるため、こうした気配りはありがたい。
USB HDDへの番組録画、ネットワーク機能も充実
シャープはBlu-ray Discドライブ搭載の「DX3シリーズ」を販売しているが、LV/LXの両シリーズも新しい“録画テレビ”になった。市販のUSB HDDを接続することで、デジタル放送の録画が可能になる。DX3シリーズと異なりMPEG-4 AVCによる長時間録画には対応していないものの、「常連番組」機能で抽出した“好みの番組”から1日最大4時間(連続4時間)の時間を指定して自動録画を行う「常連録画」がユニークだ。例えば、19時〜23時のゴールデンタイムを指定しておくと、過去の視聴履歴や好みのジャンルに沿った番組の中から、その時間帯に放送されるものを自動的に録画してくれる。
DLNAの「ホームネットワーク」は、動画、楽曲、写真の各ファイルをサポート。もちろんDTCP-IP対応のため、AQUOSブルーレイなどで録画したデジタル放送番組もネットワーク経由で視聴できる。今回から新たにUSB接続の無線LANアダプターにも対応しており、インターネットやDLNAをワイヤレスで利用可能になった。動作確認済みのUSB無線アダプターについては、同社サポートページに順次掲載していく予定だ。なお、LVシリーズはUSB端子を2ポート備えているが、LXシリーズは1ポートのため、HDD録画と無線接続の両方を同時に利用することはできない。
HDMI入力は、3シリーズとも3系統を装備。このほかのインタフェースは、D5(LV、LXは2系統、XFは1系統)、S2(LV、LXは2系統、XFは省略)、アナログRGBなどを備えている。
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