パナソニック、152V型/103V型/85V型フルHD 3D対応プラズマディスプレイの受注開始
パナソニックは、フルHD 3Dに対応した業務用の152V型/103V型/85V型プラズマディスプレイを受注開始する。
パナソニックは6月9日、超大画面のフルHD 3D対応プラズマディスプレイ3機種、152V型/103V型/85V型の受注を7月1日より開始すると発表した。グローバルの業務用ルートを通じて受注し、今秋より日米市場から順次市場投入していく計画だ。
人を等身大で映し出せる152V型を使った商品の3Dシミュレーションや住宅のバーチャルリアリティー展示、大人数で楽しむ3Dゲームなどでの利用を想定している。
新開発された「超・高速駆動」には、残光時間を従来の3分の1に短縮した「新短残光蛍光体」および「動き適応型ベクトル予測」機能が搭載され、前後左右や斜めの動きを予測して発光を制御し、駆動スピードを速めた。これにより3D映像でのクロストークを低減できたという。コントラスト比は500万対1を実現した。
色表現力の分野では、業務用ディスプレイに求められる高画質3Dを実現するため、画素ごとの信号処理を従来の20ビットから30ビットに引き上げ、ソースの持つ色信号や輝度信号を忠実に再現する。プロ仕様の画質調整を可能にした「カラーマネジメントシステム」、フィルムで撮影された映画ソフトを適切に処理できる「24Hz画像処理技術」も搭載した。
今春から発売の始まった民生用の「3D VIERA」と業務用の本モデルといったハードウェアにくわえ、今後は3Dコンテンツの制作・普及への取り組みも強化し、3D事業に取り組む企業や団体に対したトータルソルーション提供などを通して、「新たな映像産業を創出することで3D産業革命をリード」したいとしている。
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