3割強が3Dテレビの購入に前向き、Webアンケート調査:観たいのは映画とスポーツ
価格.comの実施したアンケート調査によると、3割強が3D対応テレビを「購入したい」「検討している」と回答した。
カカクコムは7月1日、価格.comで実施したWebアンケート調査「3Dテレビについてのアンケート―あなたは買う?買わない?―」の結果を発表した。価格.comIDの登録ユーザーを対象として、回答者数は8957人、調査期間は2010年6月10〜16日、男女比は男性87.0%/女性13.0%だった。
「3D対応テレビの購入意向」について聞いたところ、「所有している:0.3%」「所有しておらず、購入したい:7.5%」「所有していないが、購入を検討している:23.7%」となり、30%強が購入に前向きな回答をした。購入意欲の最も高い年代は60歳代以上で35.2%、年代が下がるのに比例して購入意欲も下がり、20歳代では26.4%だった。調査リポートでは、3D対応テレビの価格が高いことが影響したと分析している。
「3D対応テレビを購入しない理由」では、「メガネ装着がわずらわしい」が67.9%でトップ。続いて「価格が高い」が57%、「今のテレビに不満がない」が44.5%となった。メガネに対する不満は、劇場で3D映画を鑑賞した人の体験が強く影響しているとしている。
一方、テレビで視聴できる3Dコンテンツが少ない現状にもかかわらず、「3D対応の映像コンテンツが充実していない」を挙げたのは38.8%にとどまった。購入を検討していない人は、コンテンツの充実にまで関心が及んでいないのだろう。
「3D対応テレビで鑑賞してみたいコンテンツ」では、ダントツの1位に「映画」(92.1%)が入った。劇場映画で大ヒットした「アバター」の影響が大きいと分析している。2位の「スポーツ」(68.7%)は、ゴルフの石川遼選手を起用した3DテレビのCMや、サッカーのワールドカップで3D中継が行われることなどを挙げ、スポーツと3Dの親和性に期待が高まったとしている。
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