エプソン、反射型パネルのハイエンドプロジェクター「EH-R4000/EH-R1000」
エプソンは、ホームシアター向けプロジェクター「dreamio」の新モデル2タイプ3モデルを発表した。ハイエンドモデルには反射型液晶パネルを搭載する。
エプソンは9月16日、ホームシアタープロジェクター「dreamio(ドリーミオ)」の新商品として2タイプ3モデルを発表した。ハイエンドモデルの「EH-R4000」「EH-R1000」は、反射型高温ポリシリコンTFT液晶パネル「Reflective HTPS」を搭載した3LCD Reflectiveフルハイビジョンモデル。実売想定価格は65万円/50万円前後、11月下旬の発売を予定している。透過型パネル搭載のスタンダードモデル「EH-TW3600」は10月下旬発売で、実売想定価格は25万円前後。
フラッグシップモデルとなるEH-R4000は、新開発の反射型液晶パネルの採用により開口率を向上させ、さらに偏光を制御する「DEEP BLACK」テクノロジーにより、ネイティブコントラスト比4万:1、オートアイリス時では100万対1のコントラスト比となり、漆黒から白ピークまで「豊饒な色彩と奥行き感のある映像」を表現できるという。
短焦点設計により設置場所の自由度も高めた。スクリーンから3.3メートルの距離があれば100型のスクリーンに投写が可能になるため、6〜8畳の部屋でも使用可能だ。前面吸排気システムの採用で、設置場所の前後左右にスペースを空ける必要がなく、本棚などへの設置も可能としている。
明るさ1200ルーメンのランプには、反射板を追加して光効率を向上させた多重反射式の「E-TORL」を搭載、120型・150型のスクリーンに対応した。光学フィルタ「Newエプソンシネマフィルタ」を採用し、電子補正では難しい高コントラストと広い色再現領域の両立を目指した。
EH-R1000はコントラスト比が50万対1となるほかは、Reflective HTPSの搭載などEH-R4000に準じた仕様だ。
スタンダードモデルのEH-TW3600は、3LCD方式の透過型TFT液晶パネルを搭載しフルハイビジョンシアターに対応する。従来モデル(EH-TW3500)に対して明るさを1800ルーメンから2000ルーメンに向上させ、日中の明るいリビングでの使用も可能にした。周囲の明るさに合わせた「リビング」「シネマ」など5つのカラーモードも用意されている。
コントラスト比も従来モデルの3万6000対1から5万対1へ向上させた。短焦点レンズにより、最短3メートルで100型スクリーンへの投写を可能にするほか、最長で6.3メートルの長距離投写も可能にする2.1倍ズームレンズを採用している。光学シフトによる上下96%、左右47%までの画面調整も可能だ。
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