2台目テレビは約2割が地デジ未対応、マクロミル調査
インターネット調査会社のマクロミルは7月21日、アナログ放送終了を目前に地デジ対応に関する実態調査結果を発表した。これによると、2台目が地デジに対応している割合は8割で、3台目、4台目となるにつれて数字は下がっている。
インターネット調査会社のマクロミルは7月21日、アナログ放送終了を目前に地デジ対応に関する実態調査結果を発表した。調査期間は2011年7月14日から16日。20歳以上の男女520人から有効回答を得た。
テレビの地デジ対応については、1台目が対応している割合が96%と高く、「今後対応する予定」も含めると99%に達した。一方、2台目は80%、3台目は71%、4台目は63%にとどまり、2台目以降のテレビについて「地デジに対応させる予定はない」という回答もあったという。「デジタル化を機に家庭内のテレビ自体を減らすケースもありそう」(マクロミル)。
既に地デジ化を済ませた人を対象として、地デジ対応の前後でテレビ視聴態度に変化があるかを尋ねた設問では、リアルタイム/録画を問わず、テレビを見る時間が増えた人が18%に達した。中でも録画したテレビ番組を見る時間が増えた人は41%、「とりあえず録画する番組が増えた」という回答も37%あった。また、BSやCSを見る時間が増えた人も28%となり、マクロミルでは「地デジ対応で、機能性の高いテレビへの買い替えや録画機器の購入が進み、テレビの視聴スタイルが多様化している」と分析している。
地デジ化済みの人に満足度を尋ねる設問では、43.3%が「満足」、30.2%が「やや満足」となり合計で74%が満足している結果になった。評価が高いのは「画質、音質」が最多で76%、次いで電子番組表の56%、データ放送が36%だった。
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